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座右の銘は? という質問に困る

座右の銘は? と聞かれて、困ることがあります。

パッと思いつくのは、両手を上下に広げて天地を指さしたポーズで言い放つ「天上天下唯我独尊」ですが……、自己紹介の一環として座右の銘を話す時にそれは色々な誤解を与えそうです。

そこで、いくつか好きな言葉を挙げて、自己紹介の座右の銘として使えそうなフレーズを考えてみたいと思います。

青は藍より出でて藍より青し

弟子が師に勝ることを示す言葉ですが、世代交代の悲哀と共に弟子が師を超えることの尊さや喜び、人類としての前向きな進歩を感じさせるので好きな言葉です。胸が震えます。

でもこれを座右の銘にされて人格がイメージできるでしょうか? 却下です。

愛することは愛されることに勝る

誰の言葉でもないのですが、常々思うことです。
自分が愛されるかどうかばかり気にするのではなく、自分から多くの人を愛することに集中するべきです。人は愛されることが好きなので、多くの人を愛すれば、結果的に多くの人に愛されます。

でも初対面に近いのに、愛がどうこう言うのはちょっと照れくさいです。却下です。

泰然自若

落ち着いていて、どんなことにも慌てない様を示す四字熟語です。別に好きな言葉ではありませんが、私自身を紹介する言葉としては適切なような気がします。以前、「YeKuさんって泣いたことあるの?」と同僚に言われました、その言葉に内心涙を流します、YeKuです……。

でも、泰然自若ってなんだかふてぶてしい感じのする言葉ですよね。ちょっと初対面で言うと引かれるかもしれません。却下です。難しいですね。

朝に道を聞きては、夕べに死すとも可なり。

孔子の言葉です。朝真理を知ることができれば、夕方に死んでも悔いは無いという意味です。
物事の表面よりも本質を見たい派なので、大いに共感できるところではあるのですが、どちらかというと、本当に満たされる瞬間が訪れたなら、その次の瞬間に死んでも後悔は無いという希求の感覚に共感しています。

でも、初対面で死がどうこう言うのはどうなんでしょうか? あと、意味を説明したとて、真理がどうこう言ってる人って危ない気がしませんか?

これも却下です。

結局

ああ……、神様、いくつか考えてみましたが、どれもしっくり来ませんでした。座右の銘って難しいですね。こう、適度に自分の人格に触れていて、軽妙かつ無難な言葉があれば良いのですが、チョイスが難しいです。

座右の銘すら考えられないなんて、私はどこか欠陥があるに違いありません。自己肯定感が下がりました。たかが座右の銘、されど座右の銘。そこに至る道は厳しいのでしょう。

皆さんには座右の銘がありますか? ステキな座右の銘をお持ちの皆さんを尊敬します。


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