いまさら「おっさんビジネス用語ビンゴ」やってみた
すっっっっごい今更なんですが、以前流行っていた「おっさんビジネス用語ビンゴ」をやってみました。
私の結果は以下の通りです。
全体的に、営業さん界隈でよく使われる用語っぽいですよね。
エンジニア界隈では「なるはや」くらいしか日常的には使わないかも。
うーん。
「寝技」ってなんだろう? パッと見枕営業的な何かですかね。
「鉛筆なめなめ」はいつどこで使うんだ? クセが強すぎて脂っこい臭いがします。
「全員野球」は汗臭いです。
全体的に臭いです。
以下、〇をつけた用語について所感を述べます。
ざっくばらん
カジュアルミーティングの最初とかに、「ざっくばらんになんでも話しましょう」とかで使うかも。
えいや
私自身、「えいや」ってたまに使いますね。
「えいやでやっちゃいますか」という感じで使ってます。
意味としては「少し強引かもしれないが、思い切ってやってみよう」ぐらいです。ニュアンスを伝えるのに便利なんですよね。
仁義を切る
上司とか、取引先に対して筋を通す時に使うようです。
「念のため〇〇さんに仁義を切っておいて」という感じで使ってる気がします。
握る
「仁義を切る」と似ている気がしますが、どちらかというと対等な間柄であらかじめ合意を得る時に使うようです。緊密な社内調整が必要な仕事は、あらかじめ握っておくのが大事。
なるはや
うーん、よく使いますね。
「なるべくはやく」の略でしょう。
「なるはやでやっておきます」
「なるはやでお願いします」
のように使ってます。便利ですが、自分が仕事を引き受ける時は「なるはや」は困るのできちんと期限を確認することが大事です。
いってこい
一度だけ、某大手ゲームメーカーのマネージャーが言ってるのを聞きました。「あとはいってこいで~」としきりに繰り返していましたが、私は何言ってるか分からないので「つまりこういうことですか?」と繰り返していました。
ニュアンス的には、「やるだけやって結果は気にしない」なのか「やるだけやって戻りを待つ」なのかなと思いましたが、未だに分かりません。
(調べたら「トントン」「プラマイゼロ」「ツーペイ」と同じ意味らしい)
そうか、おっさんビジネス用語だったのか……。
決めの問題
エンジニア界隈でも、
「こっちの仕様とこっちの仕様、どっちにする? どっちも似たようなもんだけど」
「じゃあ、あとは決めの問題かな」
「そうですね(早く決めろ)」
という感じで使います。
「いくつか選択肢はあるが、さほど違いはないので決めるだけで物事が先に進む」という意味です。
がっちゃんこ
何かと何かをくっつける時に、なぜか「がっちゃんこ」って言いますね。「連携」とか「併合」とかで代わりになるのですが、なぜより文字数の多い「がっちゃんこ」を多用するのかは分かりません。かわいさ?
「このシステムとあのシステムをがっちゃんこして~」
とか
「この資料とあの資料をがっちゃんこして~」
などというように使います。
ダマでやる
前に一緒に仕事していた元営業のPMがよく使っていましたが、「本来は報告や説明がいるが、バレないだろうから黙ってやっちゃう」という意味ですね。
「なんか不具合に気づいたんだけど」
「報告上げずにダマで直しちゃいますか」
という感じで使います。
ペライチ
一枚だけの紙資料を指す言葉ですね。
「あの企業の情報をまとめたペライチどこに行ったっけ?」
とか
「ペライチにまとめました」
とかいう感じで使います。
ポンチ絵
資料中に登場する図解イラストやなんかを指す言葉です。
類義語に「漫画」があります。
(おじさんは絵を漫画と言うようだ)
ポンチが何かは分かりません。
正直ベース
「率直に言うと」「歯に衣着せずに言うと」のような意味で使っている気がします。
「ねえ、この不具合正直ベースでいつ直る?」「知らん」
とか、
「正直ベースだと、ちょっとキツイです」
という感じでしょうか。自分としても、ちょっと言いづらいが事実を伝える時にたまに使っています。
最後に
こうしてみると、おっさんビジネス用語ってダサいですよね……。
便利な反面、新人が会話に入れない原因になってるような気もしますし。
とはいえ、話してる人がこれらの用語を使いだした時は不本意ながら「オッ」と思いますよね。「分かってるな」という感じがします。それが分かってるので、自分自身、「分かってるな」という感じを演出するためにあえて使うこともあります。
おそらく、排他的な用語の使用は妙な仲間意識を喚起するんでしょう。
善し悪しはありますが、便利ないくつかの用語は後世に伝えられていくのでしょう。
ああ、おっさんビジネス用語よ永遠に。
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