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「万障お繰り合わせ」の必殺技感がスゴイ

万障お繰り合わせの上ご参加願います。

こんな文言をビジネスなどで見たことがあると思う。私も何度か使った記憶がある。

基本的に催しなどのご案内状などに書く言葉で、「万障」(よろずの差し障り→あらゆる障害)を「繰り合わせ」(時間などをやりくりして都合をつける)よう依頼するということで、含意としては

何が何でも参加しろ

ぐらいの圧をかける一言である。強い言い方なので、特に優先度の高い行事に用いるのが正しい。

という通り一遍の意味においてもある意味必殺技と言えるかもしれないが、それはどうでもいい。

もう最初に聞いた時から字面から伝わってくるパワーが私の厨二心を刺激するのである。

まず「バンショウ」と聞いて私たちが思い浮かべるのは森羅万象の「万象」の方だろう。万の象り。形あるすべてのモノである。

そして「繰り合わせる」という言葉には「糸などをより合わせる」ような意味がある。つまりバンショウをクリアワセルとは、形ある全てのモノを繰り合わせる創世神のごときパワーを持っていることを意味するのだ!!

万象を繰り合わせるイメージ

これが招待状に書いてあると言うことは、受け取る相手は神々に決まっている。もちろん、これを受け取った相手は

「ついに……来たか……」

みたいなことをゲンドウポーズでつぶやくに違いない。

「ついに……来たか……」
「次の覇者は……我よ……!」
「下らぬ……!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!

これから何が始まるのか、もう楽しみでしょうがない。神々のバトルか、世界の命運を決める会議か、それとも、それとも……!?

むしろ、「万象繰合」という名前の既存の必殺技である可能性もある。

「みんな、オラにパワーを分けてくれ……!!! 万象……繰合!!

古代日本から伝わりしその技は、森羅万象、つまり日本の上司たちのパワハラ・エナジーをその手に集め、パワハラエネルギーとして練り集めて発射することであらゆる人類の心をボロ雑巾のように打ち砕く!!!(つまり……技術的にはカメハ〇波的な……?)

つまり、「万象繰り合わせの上ご参加ください」と連絡が来たときは、必殺技・万象繰合の完成度を競う大会の招待状なのだ。

恐らく、上述のパワハラ・エナジーを武器に戦う者の他にも、カスハラ・エナジーを武器とする者もいれば、マタハラ・エナジーを武器に戦う者もいる。そしてどのハラスメントが一番人間の心を壊すか残酷無比な頂上決戦が行われるのだ。

優勝者には全日本人から呪いを込めたハラスメントの盾と、一年分のハラスメント・エナジーが着払いで送られる。

……うーん。色々と嫌だな。

そもそも、何の話だったっけ?

そう。

とにかく、私が伝えたかったのは「万障お繰り合わせの上」の必殺技感がスゴイという感動的な(至極どうでもいい)事実だ。

いやいや、このミームが感染してしまった皆さんは、(私も含めて)次回「万障お繰り合わせの上」という文言を見た時、このくだらない茶番劇を思い出して真面目な気分を失ってしまうことだろう。

日常にちょっとした笑いを。YeKuイェクから笑顔のお届けでした!
(と言って無理やり終わる)


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