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セルフ7日間断食してみた結果

これはわたしYeKuイェクが特に医師などの指導なく、7日間断食してみた記録です。

※医師などの指導なしに長期間断食するのは危険なので真似しないでください。YeKuイェクは特殊な訓練を積んでいます。


経緯

なぜ急に断食を始めようと思ったのかというと、二つ理由があります。
・鏡で見た時のボディラインが気に食わないことに気づいた
・自制心の限界に挑戦したかった

ボディラインに関しては、夏に向けて露出が増えるのに、お腹のラインがカッコよくないのが気に食わず、何等かの形で改善を試みる必要を感じました。

※とはいえ、別に夏だからと言ってビキニで海に繰り出す予定はありません。

自制心に関しては、もともと「自分の体の反応を無視すること」や「何かをしない」能力が高いと勝手に自負しており、それらの極みといえば、人間にとって最も無視しがたいといっても過言ではない「食欲」の超克ではないかと考えました。

ほら、宗教の修行とかでも断食ありますし。自分の限界を試したい。そんな欲望に駆られました。

なお、断食に関する人間の限界について

通常、水さえあれば人間は最大でおよそ2か月間生きることができます。絶食後3日目以降からエネルギー元がグルコース(糖質)から脂肪に切り替わり、以降筋肉やら脂肪やらを分解しつつ生命維持します。

同時に飢餓状態になり、基礎代謝が下がり、低エネルギー状態で耐えられるよう代謝の仕組みが変化します。

ルール

  • 固形物を摂取しない

  • (低血圧なので)塩と鉄サプリは飲む

1日目

正直、1日目が一番キツいです。
食事の時間になると、お馴染みの空腹感の痛みと共に、料理の味まで脳裏に浮かびました。

そこで必殺技を使います。

瞑想です。心頭滅却すれば火もまた涼し。

実は最近、謎に瞑想技術が上がって来ていて、呼吸に意識を集中するとどこでも瞬時に雑念を消滅させることができる謎の技術を身に着けました。

それはなんでしょうか?

私にも分かりません。

しかしとにかく、空腹感には波があって、しばらく我慢していると消えるものです。私は謎の瞑想技術を使って空腹感をやり過ごしました。

口さみしかったので、夜にガムを噛んで気を紛らわせました。

2日目

引き続きひっきりなしに空腹感が襲い、YouTubeやドラマなどで食事シーンが出ると苛立ちを感じます。私は料理が出てくる動画を避けました。

瞑想しても、瞑想を止めると苛立ちが復活するため、飴を数粒舐めて気を紛らわせます。

3日目

起きると体が重く、強烈なだるさと手の痺れを感じます。

ああ、でもこのだるさは知っています。(昔貧乏過ぎた時によく陥っていた)低栄養状態の時によくなる症状で、私の場合は主に低血圧から来ているので、塩を舐めると良くなります。

猛烈に塩を舐めしゃぶり、数十分後にはだるさが抜けるのを感じました。

塩さえあれば人間は生きられる。

至言です。

そしてこの辺りから、もはや空腹感を感じなくなってきました。まるで、脳が食事という習慣を忘れ始めたようです。

この辺りから、エネルギー元が脂肪に切り替わり、実際に脂肪の燃焼が期待できます。

4日目

体が軽く、もう積極的な空腹感や苛立ちは何も感じませんが、集中力が低下しており、若干仕事やnoteに支障を感じます。

この辺りで私は妄想を始めました。

こんなに食べなくても大丈夫なら、人間はついに食事をやめて霞と塩を食べて生きることが出来るかもしれません。考えて見れば、食事しないとゴミも出ないし、排泄する必要もなく、エコでクリーンで、家事もちょっと楽になります。

断食は正義では?

このままずっと食べなければ新人類として覚醒できるかもしれません。出来ればさらに排泄の必要を無くすために水も飲みたくありませんが、水をやめると人間は2~3日で死に至ります。それはちょっとアレです。

体重を計測したところ、1キロほど減っていましたが、体型に変化が無いので、水分とか残留していた何かが消費されたものと思います。

5日目

夢でゆで卵とクッキーを食べる夢を見ました。深層心理で食物を求めているのかもしれません。

しかし目覚めてしまうと、空腹感はありません。

空腹感は感じませんが、じゃっかんフラつきがあり、足がもつれて転倒しそうになります。

頭がぼんやりして、仕事やnoteに集中するのが難しいです。

しかし、もはや誰かが食事しているシーンを見ても空腹感を覚えなくなりました。

体重を計測したところ、さらに1キロちょっと減っていました。また、お腹の脂肪が減ってウェストが数センチ減っています。脂肪が消費されているようです。

なお、こういう場合、脂肪が減りやすいのはお腹よりも胸です。
もしかしたら胸が残念な感じにサイズダウンしているかもしれません。
しかし胸のサイズに関しては特にこだわりがないので、この際無視します。胸なんてただの脂肪です。

このペースで体重が減るのは体に悪く、リバウンドリスクも高いので長期的にはあまりよろしくないです。真似しないでください。

6日目

体重、体脂肪率にはあまり変化なし。何を消費して生命活動を維持しているのか疑問が残ります。

6日目にして食欲が戻ってくる。今までそんなことはありませんでしたが、むしろ食事のことが常に頭に過ぎってしょうがない。

そして、私はここで重大なミスをしてしまいました。

タイ料理のことを考えてしまったのです。

ガパオライス、パッタイ、トムヤムクン……。

何を隠そう、私はタイ料理が大好きで、一週間タイ料理でも全然楽しめます。そんなタイ料理好きの私、いつも夢想や空想にふけるのが日課なのですが、その中でうっかりタイ料理を食べに行くというシーンを思い浮かべてしまったのです。

これは致命的でした。瞑想してもタイ料理が脳裏に張り付いて消えません。空腹とタイ料理のコラボレーションが、かつてなく私を苦しめています……。

私は断食が終わったら、何かごちそうを食べようと心に誓いました。
なお、私は太りたくない+動きたくない=食べないという戦略を取っているので、空腹や低栄養状態に慣れています。

したがって、ごちそうが食べたいと思うことは年に何度もないのです。
にも関わらず、テーブルを埋めるスープ、お肉、魚のオードブル、サンドイッチ、色とりどりのスイーツ。

断食の恐ろしさよ……。

7日目

体重は横ばい、ウェストはさらに1㎝減。

ああ、今日で終わり?
自制心を試すためにこの企画を始めましたが、7日間の断食は私にとっても苦行でした。

いや、まだ終わっていません。今日を乗り越えなければ。

ここで、私は不思議な事実に気づきました。

汗をかいても、体臭がしない。

恐らく、体臭を作るための成分を体がケチっているのか、もしくは肉を食べると体臭がキツくなるという現象から考えて、何も食べないと体臭もしないのかもしれません。

なお、エネルギー元がグルコース(糖質)から脂肪に切り替わった時点で、ケトン体の作用により独特のキツイ体臭、口臭が発生します。なので私は自分で気づいていないか、なにがしかの条件が重なって(皮脂分泌が抑えられたとかで)むしろ体臭が消えたものと思われます。

体臭、排泄、何を食べようか考える手間暇……。

憎むべき人間の醜悪な営みから逃れられるのは素晴らしいことです。

断食中なら、「アイドルはトイレに行かない」を素で実現できます。全ドルオタが狂喜乱舞するでしょう。

断食こそ正義。

多少フラついて起き上がるのがつらいのはご愛敬です。

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