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引きこもりだけど数年ぶりに飲み会行ってきた

コロナ以降、飲み会や宴会からは縁遠い日々を送っていたが、先日、趣味の集まりにお声がけいただいたので、数年ぶりに飲み会に参加してきた。

これはその経験を振り返る、日記的な書き物である。

参加前、飲み会と言っても今は体調の関係でアルコールは飲めないし、食べれもしないのでどうしようと悩んだ。結局顔なじみに会いたい気持ちもあって参加することにしたが、普段は出かけるにしても一人か、少数の友人知人と出かけるのが関の山である。大人数でワイワイというのはかなり久しぶりのことだったので、何か粗相があったらどうしようと数日前から緊張していた。

でも、実際参加してみると、昔お付き合いのあった方がたくさんいらしゃって、別にボッチにもならなかったし、自分で思っていた以上に「久しぶりに会えて嬉しいな」という気持ちが湧いてきた。

あとは全然食べてないとか全然飲んでないということを周りに悟られないように気をそらすという謎の努力に勤しむこととなった。

「パン食べた? パン食べな!」といって渡されたパンのカゴを曖昧な返事で受け取って、誰も見ていない隙にそっと他の人のテーブルに置いてみたり、頼んだ飲み物(お茶)が減って見えないよう飲むのを控えるという涙ぐましい努力を行い、自分の話をしなくて済むよう人に話題を振ったり話を聞くことに専念していた。

大体の料理は酔った大柄な男性陣がバキュームしていたので黙っていれば自分の分も食べて頂けたが、数が決まっているような食べ物はカモフラージュに苦心する。

まあ、食べられそうなら食べても良かったのだが、あまり食欲が湧かなかったし、気持ち悪くなっても嫌なので、結局突き出しと、どなたかが取り分けてくれたサラダだけしか食べていない。高いお金を払って飲み会に来て、私は何をしに来ているのだろうか……。いや、飲み会とは飲み食いする場所ではない。社交の場所である。そう自分に言い聞かせるしかない。

実際、楽しかった。コロナ前から飲み会のような人が大勢ワイワイする場はあまり好きではなかったが、実は、よく知らない人か訳の分からん上司や先輩、取引先など、気に食わない人と同席するのが好きではないだけで、好きな人しかいなければそこそこ楽しめるらしい。何より前回集まってから4年ほど経過しているので、再会できた喜びも大きかった。安心感に近い、心温まる場だった。

また、私は普段あまり外に出ないので、時代に取り残されている感がある。公道をマリオカートが走っているのを見かけて驚いたり、いつの間にか駅の小さいペットボトルが140円になっていることに驚くなどした。昔は120円だったのに……。

と書いていると山奥から来た田舎者みたいになっているが、田舎者じゃなくても、引きこもっていると外の世界はワンダーワールドなんだなあとしみじみ思った。まあ、だからといって外には出たくない。たまに外に出て驚くぐらいが楽しいのではないだろうか。

ということで、この記事ではコロナ以降、引きこもりがちな私が久しぶりに大人数の飲み会に参加してきた経験について語ってみた。今は忘年会シーズンなので飲み会に参加する機会も多いと思うが、もし食欲が無ければ私のテクニックも参考にしていただきたい。


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