おかしいなと思ったら見直すうつ病のサイン
今まで、自身の経験からうつ病に関する記事を書いてきました。
うつ病は心の病として多くの人が苦しむ病気です。日本では百万人を超える患者がいます。しかし、その初期の兆候は見逃されがちです。今日は、うつ病の可能性がある代表的なサインについてご紹介します。
気分の低下
慢性的な悲しみや無力感、絶望感を感じることがあります。これらはうつ病の最も典型的な兆候の一つです。
時に涙が止まらなくなったり、笑顔になれないといった自覚症状があることもあります。
興味・喜びの喪失
かつて楽しんでいた活動に対する興味や喜びがなくなることがあります。趣味や社交活動への意欲が低下するのも、注意が必要です。
私自身も、大好きなゲームや読書、ネットサーフィンすら出来なくなった時期がありました。
疲労感とエネルギーの低下
日常生活における活動に対して、過剰な疲労感を感じることがあります。些細なことでさえ、大きな労力を必要とするように感じるかもしれません。
実際に私も掃除や洗濯、入浴などの家事が困難になり、何日も寝ているだけの期間がありました。
睡眠障害
不眠症や過眠症など、睡眠パターンに変化が生じることがあります。質の良い睡眠が取れないことも、うつ病のサインの一つです。
私の場合は眠ると悪夢を見てしまったり、恐怖で眠れなかったりという症状に苦しみました。
食欲の変化
食欲不振や過食が見られることがあります。これにより体重にも変化が現れるかもしれません。
私は食事を摂ると胃が痛むようになってしまい、また食事に対する興味も薄れたことで体重が減少しました。
集中力の低下
仕事や日常のタスクに集中することが難しくなります。忘れっぽくなることもあります。
過剰な罪悪感や無価値感
些細な失敗に対しても、過剰な罪悪感を持ったり、自分自身を無価値だと感じたりすることがあります。
私もうつ症状が強い時は激しい無価値観に悩まされました。
身体的な症状
説明のつかない頭痛や胃痛、筋肉痛など、身体的な症状を伴うこともあります。
実際に私も筋肉痛こそありませんでしたが、頭痛や胃痛は日常茶飯事でした。
自傷行為や希死念慮
自分自身に危害を加える考えや、死にたいという思いが頭をよぎることが最も深刻なサインです。
まとめ
実際のうつ病の診断としてはこうした症状がほとんど1日中、2週間以上続くことが基準なので、今回紹介したようなサインがあってもただちにうつ病であるということではありません。
ですがもし気がかりな場合は、早めに専門家に相談することが重要です。自分一人で抱え込まず、家族や友人にも気持ちを伝えましょう。
早期にサポートを求めることで、より症状が浅いうちにうつ病と向き合うことができます。それが結局は早期回復につながり、ご本人の利益にもなります。抵抗感を持たず積極的にサポートを求めることが重要です。
自分の心と体の変化に注意を払い、必要ならば助けを求めましょう。