うつ病が「心の風邪」は違和感がある
うつ病に対する認識は、依然として単純化されがちである。
社会的な認知は進んでいても、実際になったことが無い方からすれば想像しがたい状態だろう。
分かりやすさを求めてか、しばしば「心の風邪」と表現されるが、この表現は病の深刻さを軽視しているように感じる。
確かに、風邪という比喩はうつ病を一般の人々にとって身近なものとして捉えやすくする効果を持つかもしれないが、その一方で、治療の容易さや一時性を連想させるリスクをはらんでいる。
私自身、過去には不登校や引きこもりを経験し、