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20240117_四面体とは

・「料理の四面体」を読了した。

・著者がとにかく世界中の料理に詳しい。しかも知識ではなく実際の経験からのようで、そこに圧倒され続ける。もうそれだけと言ってもいいくらいだった。

・解説にもちらっとあったが、この人(著者)はこの本で何をしたいのかしら、、?とぼんやり思い続けたまま読み終わった。でも言っていることには納得感があるし、理論!て感じだけどずっと具体的なので読みやすい。

・タイトルの「四面体」ってなんだろうと思って、こういう図形か、というとこまで調べて、ただ、「〜の四面体」みたいな言い回しあるのかなあと思っていた。「〜のすべて」みたいな意味か?とか。ただまさしく四面体に着地したのでそこはすっきりしました。

・これはダ・ヴィンチ・恐山(敬称略)が紹介していて買ったんだけど、私は、「刺身はサラダだ」に対して、あまり何も思わなかった。別に、「ですよね!」とも思わないけど、そんなに抵抗感もなく。
https://omocoro.jp/bros/kiji/375257/

・だからあれかもな、全体的に著者が「ちょっと自分変なこと言ってるのはわかってるんですけど」みたいな姿勢で、そこに「そうですか?」という気持ちがずっとあったのかもしれない。内容ではなくむしろ姿勢に。

・全然嫌ではないし、言ってることわかるのに、なんかふわふわした読書体験になった理由がわかりました。文章にするって大事かもしれません。著者もなんとなく思っていることをまとめてみたかったのかもね。それなら理解できるね。

・こういう本を読んだりすると、食べることが好きなわりに食事に対しては結構保守的な自分を改めて自覚する。この前も本格めな中華料理を食べて、まあ、、となった。日本人向けの味に飼い慣らさらている。

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