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20240320_ヒトコブラクダ層戦争


・「ヒトコブラクダ層戦争」上下巻を読了した。

・続きが気になって気になって前のめりで本を読み続けたの、いつぶりかわからない。ここ最近、通勤のモチベを100%これに託していた。早く続きを読むために早起きし早く家を出る毎日だった。もったいないので電車でだけ読むという縛りを設けていた。

・読み進めるにつれて、残りが減っていくのが悲しくてしょうがなかった。でももちろんやめられなかった。「生きているおもしろさ」という感じがした。

・あまりうまく言えないが、こんなものを生み出せるなんて、人間てすごいなとおもった。読んでいる最中の没頭感、続きが気になりつつ読めていない他の時間にも思いを馳せている時間、これを1から作り出す人間、すごい。脅威である。

・万城目学さんのお話は基本的に意味わからんというか、なんでそんなこと思いつくの?という、なんならちょっと苦手なイメージがあった。特にここ数年、フィクションそのものに入り込む元気みたいなものがなく、エッセイとかノンフィクションにハマりだしてから余計にそんな存在だった。

・かのこちゃんとマドレーヌ夫人はだいすきだったけど、結局そういう感じで、あくまで日常の延長でちっちゃくひっそりまとまっているような小説以上のものは読めなくなっていた。

・ただこのヒトコブラクダ層戦争は本屋さんで上下並んだ表紙に一目惚れしてしまい、ヨロ企の上田さんがなんか言ってた賞もらったやつか〜と買ってしまった。買わされてしまった。買ってよかった。こんなに通勤したいと思ったことはない。最寄駅について、せめてキリのいいところまで!とホームのベンチにそのまま座って読み続けたのなんて、初めてかもしれない。

・最近読んでよかったな〜と思った特に小説は、わりと本をもともと読む人向けだなと感じることが多かったけど、これは違う。全人類向け。まあいろいろ価値観違うかもしれないから主に日本人向け。放っておいてもどんどん有名になるだろうな、というかまあすでにかなり有名ですが。

・この前の土曜日、仕事関係で仲良くなったメンバーとの女子会の前、大きな本屋さんでぐるぐると歩き周り、8冊買った。またしばらく通勤時は困らない、と思いたい。

・本って基本的に値下げされないので、PayPayの還元キャンペーンとか感激する。とも思いつつ、結局書籍代なんて必要経費みたいな認識が強い人は多そう。必要経費でも安くなるならありがたいという話です。

・本もだし、服とか化粧品とか、まあなんでもそうなのかもしれないけど、今日は買い物するぞ!と思うと結局何も買わないみたいなことがよくある。逆にちょっとした隙間の時間つぶしで入った本屋さんで、すでにたくさんの荷物があるのに何冊も買ってしまうこともある。

・気合いいれたデートの日こそメイクが微妙な仕上がりになる、余裕もって早く起きた日に結局遅刻する、も同じような話かな。こういう話ってかなりどうでもいいな。うざいすらある。

・今日はBPLをおうちで観た。彼とともに、特にだいすきなTradzとSILK HATが残って大興奮だった。なんだかんだいってDAIKI.選手すごすぎる〜〜!!最後、仲良しチームのイメージについて話しているところを見て、さらに気になる存在になってしまった。


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