月1伝えるための勉強会#5 ~飢餓人口急増の要因と今後 ~
8/12に行われた勉強会では「飢餓」をテーマにみんなで意見交換をしました。
ところで、最近よく話題になっているSDGsの中でこんな目標があることを知っていますか?
飢餓をゼロに
しかし実は、データによると目標の2030年までには全く達成できないことが示されています。
また新型コロナウイルスの影響でさらに目標から遠ざかってしまいました。
世界の飢餓人口は、2019年には6億5000万人でしたが、2021年には7億2000万〜8億1100万人に増えました。十人に一人が飢餓に陥っているということです。
ここで「飢餓」と「飢饉」の違いについて説明します。
飢餓 (慢性的) 長期間にわたり十分に食べられず、栄養不足となり、生存と社会的な生活が困難になっている状態をさします。国連食糧農業機関(FAO)では栄養不足を、「十分な食料、すなわち、健康的で活動的な生活を送るために十分な食物エネルギー量を継続的に入手することができないこと」としています。 →免疫力が低下し軽い病気でも死に至る
飢饉 (突発的) 特定の国や地域で起こる干ばつや洪水などの自然災害、紛争などの突発的な原因によって起こります。食料が急激に不足し、たくさんの人々が餓死し、重度の栄養不足に陥ります。 →飢えや栄養不足によって起きる病気が直接的な死因になる
ではなぜ飢餓が起こるのでしょうか
・気候変動による農業生産性の低下
・紛争の勃発
・食料価格の高騰
・健康に良い食事のコストの増大
それに加えてコロナのパンデミックの影響で
・ロックダウンなどによる経済の減速、低迷
・貧困層や難民への打撃
などが理由として挙げられます。
そして勉強会の最後にはみんなで「私たちにできること」を話し合いました。その時に出た意見をいくつかご紹介します。
・ワールドニュースを見て状況を知る
・フェアトレードの商品を買ったり、CSR調達について調べたりする
・興味がある地域の文化や宗教を知る (英語字幕のみですが an African city という15分の動画ではアフリカの雰囲気を感じることができるのでおすすめ)
【記録:夏川】
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