■2020ACL出場チーム紹介 広州恒大

(2020/11/15更新)

■広州恒大淘宝 Guangzhou Evergrande Taobao (リーグ戦1位)

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・概要
母体は1954年に成立、プロリーグ化後は広州太陽神、広州吉利、広州香雪、広州日之泉、広州医薬経て2010年大手デベロッパー恒大グループによる買収に至る。前年八百長疑惑で降格していたが、即昇格後2011年から7連覇ACL優勝2回&CWCベスト4も2回。資金力で監督、選手ともに買漁ることでも名を挙げた。一方移籍金、賃金など高騰させたのは恒大の功罪も。
2015年より恒大に加えアリババグループも出資、中国のクラブの先駆けとして株式市場上場を果たした。恒大CEO許家印、アリババCEO馬雲(ジャック・マー)は中国の長者番付1,2位を常に争う大富豪である。

歴代外国人列伝中間報告昨年のチーム紹介も併せてご参考頂きたい。

・ACL戦績 
初出場の2012年から9年連続参加優勝2回、GL敗退は1回のみ、2015年以来の優勝以外の目標はありえない。昨年浦和に敗れるまで決勝Tでは日韓に無敗と対外戦は強い一方、同国対決は2度とも敗退している

・監督

ファビオ・カンナバーロ(Fabio Cannavaro)1973年イタリア出身。現役時代の栄光は数知れず。2015年リッピの後任として恒大監督就任も途中退任。その後天津権健(のちの天海)率い2部から昇格&ACL初出場&リーグ最優秀監督の勲章引っ提げ2018年帰還。元々の名声、実績もさることながら積極的な若手登用も評価され、恒大のミッションである世代交代、本土化も期待される。2019年序盤は圧倒的優位ながら、失速した後半は何度も解任の噂あったが、自身初のリーグタイトル獲得で地位を盤石なものにした。

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