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議事録「裸の王様」

臓器売買という衝撃のテーマの漫画『ギフト±』にはまってます。
20巻完結だと思ったので全巻購入したのですが、(僕は完結してる漫画しか一回で全巻購入はしません。)実はまだ連載中という事を19巻になって気付き、完結まで悶々とした日々を送る事になってしまった月曜日です。

YEEELLを設立して2年8ヶ月が経ちました。
前社時代から長い間一緒に働いてくれているメンバーと、設立してからジョインしてくれたメンバーが居ますが、前社時代のスタッフは全員部下だったし、新しいスタッフも新卒や業界未経験者です。
そのため、超雑に説明すると僕の独裁政権です。最終的な決済権は僕にあるし、裁量を与えても僕に対して気を使い進めていくと思います。この2年8ヶ月で少しづつでも独裁政権環境を変えるためにコミュニケーションをとってきたつもりなんですが、付き合いが長ければ長いほど、今までの関係値が変わるのは難しいと思います。

YEEELLは僕を入れて3人の役員がいますが、僕以外は別会社と兼任の役員でもあるため、実際には事業責任者である執行役員とグループリーダーの2人の役職者が(役員ではありませんが)YEEELL内ではボードメンバーに近いです。この2人はまさに前社時代から長い間一緒に働いています。僕の良い所も、悪い所も誰よりも理解してくれていると思います。
今までは毎日顔を合わせて常にコミュニケーションを取れてたのと、言葉足らずでも2人は理解してくれるため「2人なら何も言わずとも結果を出してくれるだろう」と僕自身の考えの甘えもありました。
ただ、コロナ時代になり僕自身の甘えが会社の成長を鈍感させていると気付かされました。
誰かが辞めるとか会社の根底を揺がす問題がおきたわけではありませんし、現時点では売上利益も伸ばせていますが、変革の時代に今までと同じ環境では成長を続けるどころか存続すら難しい事態になる可能性もあると思います。

ある一定の距離感は必要だけども、事業を伸ばすために必要な議論が、お互いの気遣いで本心を伝えられず...。結果、議論にならず報告会で終わる会議を僕自身沢山経験してきました。
YEEELLでも役職はありますが、役職は権力ではなく、役割を明確にしたものです。
コロナ時代になり今まで以上にコミュニケーションが難しくなっている中で、お互いの気遣い議論は伝える事を更に難しくするだけです。
この問題の解決策をずっと考えていて、”外部コンサル”を入れるという新しい環境を作りました。

今回お願いした方は以前noteでも書いた三年に一度会うオリンピック的な先輩ですw
前社時代の立ち上げ当初にとてもお世話になった先輩で、マネジメントの悩みなどの相談にのってもらってました。先日の数年ぶりの会食の時にコンサルの話を相談して今回参画してもらいました。

週一で僕と2人との会議に参加してもらいマネジメントや事業戦略などの議論をしていますが、その場には僕が社長だからとかの気遣い議論は一切ありません。
やるべき事、今やる必要がない事を明確にしてくれます。僕だけなら2人は意見できなかった事も、この場ではしっかりと本音で議論できています。
良かったと感じる反面、裸の王様になりかけていた事を憂慮しました。
この会議を行ったのはまだ数回ですが、2人が明らかに成長をしてくれていると感じるし、僕自身も改めて成長できています。2人の成長の結果は自身の経験を通して学んだ事を、行動と言葉で部下達に伝える事です。
この循環と環境が整えば何が起きても即適応できる組織になります。

経営者やリーダーは裸の王様になりがちです。
僕自身、そうではないと思っていましたが、今回の環境を作り「本音議論」をして、長い付き合いでも初めて知った2人の事や、僕の考えが伝わっていない事などを知る事ができました。
これからの時代は信じられないスピードで世の中のルールが変わります。何が起きても即適応できる強固な組織にするためには1人では絶対に無理です。自身を含め、メンバー全員が成長できる、本音で議論しあえる環境を作る事が必要ですね。

よし!今週も頑張りましょう!

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