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発表動画上映会をやりましたよ!(授業第13回)

今週の「人文科学基礎演習B/教養演習F」は発表動画の上映会でした。90分のおおよそのスケジュールは以下の感じでした。外部参加者は30名ちょっとと,私の予想を大きく上回りました。感謝しかありません。上映会の様子を1つだけスクショしました。

授業風景

匿名コメントが盛り上がった

参加者層がそれなりに若かったこともあり,動画を見ながらsli.doでコメントを付けるスタイルは成功だったと思います。90分の回でおよそ200の投稿がありました。投稿内容も感想だけでなく,適格なツッコミ(1〜2年生の調査なのでいろいろ課題はあります)や質問など多岐にわたったと思います。

宣伝は繰り返すに限る

Twitter,Facebook,知人へのメールなどで宣伝したのですが,Twitterは下の記事を引用する形で10回近くツイートしました。

参加者へのアンケートでは多くがTwitterを見ての参加だったのでやはり効果は大きかったのだと思います。

参加者も幅広く,半分ほどは研究者で,のこりは社会人と学部生が半分ずつだったのですが,高校生もおり驚きました。

司会はいろいろ忙しい

今回は授業用画面(OBS)の作成,動画の再生,再生後の質疑など作業が多岐にわたりました。画面の作り方は以下の記事に書いたとおりです。

動画は全て1つの再生リストに入れて順番に並べました。はじめは逐一再生と思っていましたが,それだとOBSで動画を指定しなおす必要があるので,思いついてよかったです。

再生がはじまって最初は発表者の学生をZoom上でピン止めする必要がありそちらに気を取られていたのでsli.doを追うのがなかなか大変でした。この辺の上手な運営方法は考えたいところです。

指導上の良かった点と改善点

今回は私の方で「背景」「調査」「結果」「考察」という型をほぼ指定してサンプルも示したので,構成の点で悩むことがなかったのはうまく行ったと思います。また,スライド構成表を出してからスライドを作成したのですが,このときに先行研究に言及することや,詳しく説明する内容をコメントで出したので,研究発表としても引き締まったと思います。

一方,スライドの中身のチェックに甘いところがあり,「これは直せたなあ」というのがいくつか。いくつか例をあげると以下のとおりです。

・ヒンディー語の文字表記をアラビア語と書いていた
・手法(テキストマイニングなど)がどういうものかという説明が不足していた
・中国語と漢語という言葉が混在していた
・質問1の結果によって質問2の回答から除外すべきものを除外できていなかった

また,今回は私の方でテーマ紹介をして,そこから実際の調査テーマを考える班が多かったのですが,このとき同じような発表もつまらないと思い,テーマの幅を広く取ったところ,結果として文献の読み込みができず,言語研究の中での位置づけなどが緩くなる,「今後の課題」がやや紋切り型になってしまった感はあると思います。

3日後に発表です

実は10月ごろに打診され,12月13日の日本語文法学会の大会で「オンライン授業として展開する日本語学」という企画に登壇することになりました。お話をいただいた段階では今回のような発表会も十分に計画を練れてなかったのですが,幸いいろいろな手応えを得たので,今回の上映会や普段やっている日本語表現の授業についてどうにかお披露目できそうな気持ちになっています(あくまで気持ち)。

でもスライドをまったく作ってないので,はい,これからがんばります…(学生には「事前準備が大事」とか言ってるのにね!)

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