Hokusei Student Action 2023をふりかえる
2月26日にHokusei Student Action 2023が行われました。HSAは学生たちの学びに関する活動報告や交流、講演などからなるイベントで毎年度末あたりに開催されています。開催にあたり出したプレスリリースがこちら。
学習サポートセンターでは「学び」に関する助成制度を通して学生たちのプロジェクトや自己研鑽活動の支援をしています。HSAはそれらの活動報告の場ともなっています。
今回は、助成制度の発表のほか、公募の発表に加えて附属高校から進学予定の生徒による発表が5件ありました。いくつか紹介します。
これは助成制度による活動の発表です。徳島の上勝町のゴミ削減活動がすごいということで行ってきたというものです。ちなみにちょっと珍しいのは個人の、しかも、卒業研究とは関係ないものなんです。こういうのっていいとは思いませんか?
法学関係の合同ゼミです。分野的にはポスターの文化がないそうで、文書を書くところなので難しさがあったかもしれません。当日の質問のこととか教えてくれました。
文学研究でもポスターはなかなか見ないですかね。卒論発表会でのスライドをもとに作っていました。ディスカッションきていると色々さらに分かって面白かったです。
心理学科でメタ分析を行なったものです。タイトルは(私なりに)超訳すると「感謝させると社会性が上がるか」ということのようです。まだ分野的には成熟しておらずそこまで数はないということです。
ピアサポや学習サポートセンター関連の発表もありました。こちらはぴあのわの報告です。ピアノワグマもしっかりいますね。
こちらは学習サポートセンターでやっている論文リレーという勉強会の報告です。
ちなみにこの勉強会、私もお邪魔したことがあります。
ゼミ活動としてブランディング関係のものもありました。実際にお寿司屋とジェラート販売をしたそうです(寿司屋と一緒にジェラートを売ったのではない)。
何気に驚きなのが、ここの皆さんのポスターは自力で作り上げてることなんですよね。少し相談した人もいますが、よくぞやったと思います(ちなみに2〜3年生もいますよ)。
そして高校生によるポスターです。北星学園大学附属高校では北星学園大学に進学する生徒は探究活動の一環として、進学予定の学科に関する本を読み、さらに自分たちでテーマを決めて文献などで調査するそうです。
今回のポスターはその発表会で使ったスライドをもとにしています。
なんというか、身近なテーマが多いように思います。
後で成瀬さんに言われて気づきましたが、この取り組みは探究学習と入学前教育の接続になっているんですよね。つまりもっと大きく見ると高大接続なわけです。今後もうまく持続させていきたいです。
ポスター発表の後は昼食を兼ねて交流会を行いました。
実はこの時間に色々と話を聞いてこの記事を書いているところもあります。
後半は口頭発表です。すみません、話を聞いてて写真をかなり忘れてます。こちらの取り組みは、規格外野菜の活用や啓蒙がテーマです。
NHKニュースでも取り上げられました。
もう一つの取り組みは古紙のアップサイクルです。学内の古紙を集めました。完全に写真を忘れたのでリンクを。
上に挙げたのは学生たちの発表でしたが、この他に今後の学びに活かせるよう講演会も行いました。今回は成瀬尚志さんにお越しいただき、ソーシャルアクションという取り組みを紹介していただきました。
学生たちのプロジェクトにソーシャルアクションという視点を入れるともっとやりやすくなるのかなというのが企画した動機(あ、私が呼んでます)です。
講演はslidoを使いながらインタラクティブに行われました。
これはむしろ私にとって自分の活動を振り返るきっかけになりました。
最後、学長から学生の発表に対して具体的な講評がありました(写真忘れた)。プレゼンの方法や戦略、ロジックなど多岐にわたる話でした。
来年度もやる予定なので、もっといろんな学生を巻き込んでいきたいです。そのためにどうすることができるか、こちらが頭を捻るところです。うーーむ。