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13年前の録音データ探索記

9月に(そんな前だったのか!)データ整理の必要性とか書いたのですが,それ関連というか,そもそもデータを紛失したけど見つけた顛末です。

私の場合,調査の録音データは職場PCのHDD(非クラウド)とポータブルHDD2つの3ヶ所で保存しています。いつごろからこういう方式にしたのかは覚えていませんが,おそらく九大を離れるタイミングとかだと思うのでかれこれ15年ぐらいになるかと思います。

ところが先日13年前(2010年10月)の録音データを見る必要があることが分かり探したところ,これだけがなかったのです。

良くないデータ保存の例

はじめはHDD1つだけなく,PCなどにはあるだろうと思っていたのですが,探したら見当たらず真っ青に。どうして?と思ったのですが,私の着任が2009年4月で,そこから約2年分なので,もしかしたら着任時のドタバタでバックアップを忘れたのでは?と思うようになりました。

しかし不思議なのはこのデータを音響分析して私は学会発表をした記憶があるのです。私は外付けHDDの音声ファイルを直接音響分析用に処理することはないので,一度はローカルに入れているはずです。その残りかすでもないだろうかと思いましたが,TimeMachineは昨年壊れて昔のものはもう取り出せません。

でももしそうなら過去に使っていたPCに何か残っているかも?と朝から研究室にある当時使っていたと思われるSOTECのノートPC(ネットブックと呼ばれる低価格帯のもの)を起動しました。というかまだ動いたことにビックリです。もちろん時計とか諸々ダメでしたが。

この世の終わりはもっと別のところにある

しかしこちらはマイドキュメントを開けてみても最も新しいので2009年2月のファイルでおそらくそれ以降はローカルに保存していません。そもそも私は授業データとかも基本的にUSB(叱られる略し方)に全て入れていたはず。

そんなわけで諦めかけていたのですが,あらためてPCを見ると長崎方言の調査票をローカルに保存していたことが発覚。というか紙と録音だけある状態で調査票と入力したであろうデータが見つかってなくてすごい不思議だったんですが,なぜかローカルに置いてたんですね。

そこを見たら13年前の録音データは当時大学院生だった方にアルバイトでアノテーションをお願いしていて保存されていました!

もっとも同じ日に録音したデータがいくつかないのでそれはもう難しいと思いますが,それでも欲しかった録音なので見つかって本当に良かったー!

というわけでみなさんデータの保存にはよく注意しましょうね,そして記憶に頼ることのないようにしましょう。


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