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「共創」ってなんだよ

大学での「共創」

大学界隈では流行語って出てくるものなんですが,それこそ「グローバル」とか「観光」とか,諸々の文書に出てきたり,学科名に出てきたりしてきます。

その一例が「共創」です。文科省の審議会の記録や事業を見ると「共創」って言葉がちょくちょく出てきます。最近だと文科省に「人文学・社会科学を軸とした学術知共創プロジェクト」というのがありました。

そんななか,母校(大学院)の九州大学では2018年に共創学部が誕生しました。はじめ聞いたとき「何をやるの??」となってしまったのですが,どうもかつてあった21世紀プログラムというAO入試による学生の教育プログラムを発展させたやつのようです。

文科省での使われ方もちょっと面白いのですが,今日は時間がないので(このあとFDで話さなきゃいけない),ひとまず大学の学科名などに出てくる「共創」に的を絞っておきます。

学部・学科名の英語名に一貫性がない

私の言いたいことはこれにつきます。

調べるために大学ポートレートを使います。これは大学界隈の様々な情報を検索・閲覧できます。ただ,学部名,学科名の他に実は教育プログラムの名前に使われていたりして,これだと漏れもあります。

なので,ナレッジステーションの学科名検索も同時に使いました。

ここで学部名,学科名それぞれで「共創」を検索すると国公立大学で9校,私立大学で3校ヒットします。ここで英語名はどうかという点で見てみると次のようになります。

こうやって見てみると,interdisciplinary, collaborative, integratedあたりがキーワードとなっているのが分かるかと思います。今後,改組でこういった学部・学科が増えるでしょうからもう少し動向を見ていきたいところです。

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