23年度のふり返り(研究)
毎年度末に大学に研究業績や教育・校務を入れた報告と次年度の計画を提出します。研究費をいただいている以上,そういうのがあるのは当然だと思います。せっかくなので一部をコピペしておきます。
(1)日本語諸方言の音声・音韻の研究
科研費の課題に関する研究を中心に進めた。既採択課題はいずれも最終年度だったため総括的な内容となるようにした。また新たに過去の調査データの電子化および公開に取り組んだ。
(2)天草方言の記述文法の作成
研究の地域・社会への還元として重要な課題だが,着手できなかった。
(3)日本語力の育成に関する研究
特別研究費の共同研究で行った文章執筆調査の結果を論文の形で公刊した。
(4)研究者のアウトリーチ活動に関する研究
関連するイベントを2件行った。「北星アカデミックサロン」では学内研究者の研究成果をポスターまたは動画の形で掲示・上映した。まとまった宣伝が行えず来場者数が伸び悩んだのが課題だった。次年度に向けて内容の改善はもちろん思い切った広報の方法を考えたい。「言語学フェス」は約90件の発表と約400名の参加があり,大いに盛り上がった。運営体制の見直しにより,私個人の負担を減らすことができた。
少し注釈を付けておきます。(1)の科研費の課題は23年度は3つ(代表1つと分担2つ)あったので,それらのことです。分担の課題は成果発表会があったのでそこで発表しました。また,過去の調査データの電子化と公開は先日の記事や,音韻論フェスタでの発表がそれにあたります。年度末までに音韻論フェスタのデータ公開も進めたいが,できるか…?
(2)は書いているとおりです。忘れてないですよ!(誰に向かって?)
(3)は田村早苗さんとの共同研究で,学生がどういった文章をいつ・どれくらい執筆しているのかを調査しました。その報告となる論文を北星論集(紀要)に書いたのでもうじき出ることかと思います。
(4)は記事にした2つのイベントです。これらは一応私の個人研究としても位置づけられています。
FD・SDで取り組んだChatGPTの利用に関することもうまく位置づけられたらよかったかなとも思いつつ,これぐらいにしました。来年度も引き続きがんばります。
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