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【ぼたんこしょう×信州つなぐラボ プロジェクト編】

信州つなぐラボとは

新しいプロジェクトづくりを通して都会と田舎をつなぐ長野県主催のプログラム。
参加者・自治体・地元住民で一緒に地域の新たな可能性を発掘し、発信していきます。
4期目となる今期は辰野町と中野市を舞台にそれぞれ2つのテーマに分かれて行われました。
中野市は信州伝統野菜のぼたんこしょうをテーマの一つに昨年9月から半年間関わってもらいました。
信州つなぐラボ↓

信州つなぐラボの取り組みについて

コロナ禍で現地との直接の交流が思うように進まず、ハードルがたくさんありましたが、信州つなぐラボを通して多くの「つながり」を作ることができました。
ぼたんこしょうチームは愉快でとっても熱い5名の方が参加してくれ、この仲間に出会えたことが私自身1番嬉しかったです。

プロジェクト編とつなぐラボを通してのまとめ編に分けて取り組みをレポートします。

プロジェクト編

収穫したぼたんこしょうのうち、青果で販売できるのは半分もありません。傷や腐れがなく色や形が整ったもののみ青果として販売できます。

ぼたんこしょう保存会では手作業で傷の部分を取り除き、みじん切りにして冷凍保存したり塩漬けにして加工を行なっています。
塩漬け加工は加工の中でも
販路が少なく在庫がたくさんありました。
そこでこの塩漬けの新たな使い道を考えようということでプロジェクトが動きだしました。

ステップ①市場調査

ぼたんこしょうの認知度や消費者がどんな商品を求めているかまず知ることから始めようと、12/10に秋葉原駅構内で開催したのものマルシェにお邪魔してアンケートを実施しました。
アンケートボードを使い20〜30代に以下の質問を聞きました。
・「信州の伝統野菜」と聞いて感じるのは?
・「クセ辛」「爽辛」「瞬辛」どの表現に惹かれましか?
・伝統野菜を食べるなら郷土料理、今どきアレンジどっち?
またアンケート付きの塩漬けサンプルの配布も行いました。

アンケート調査中
アンケートボードの結果
配布したぼたんこしょうの塩漬けサンプル

ステップ②試食会

1/8にぼたんこしょう塩漬け試食会&交流会を行い、塩漬けを使ったアレンジレシピを食べて意見交換を行いました。
試食会には、保存会の皆さんの他に信州大学の唐辛子博士と中野市の農家さん、カフェのオーナーさん、移住者さんそして市役所のスタッフの計10名の方に参加いただきました。

⚫︎当日のメニュー
ぼたんこしょう餃子
ホットドッグ(ぼたんこしょうサルサソース)
サラダ(ボタスコ)
ぼたんこしょうとサバ缶のアヒージョ
カニカマの和物
ぼたんこしょうチャプチェ

ぼたんこしょう塩漬けを使った料理
今までの活動報告
試食会終了後の交流タイム



ぼたんこしょうチームの料理隊が目から鱗のぼたんこしょう塩漬けレシピを色々と考えてくれました。
どれもとても美味しくいただきました♪
ただ塩漬けをそのままを具材として使うと塩分が強くて使いにくいということが判明。また塩抜きをするとぼたんこしょうの風味も失われてしまうことがわかりました。
その中でも特に好評だったのが「ボタスコ」!
これは塩抜きせず、ぼたんこしょうの塩漬けをダイレクトに使用。ぼたんこしょうの辛味も塩気も風味も上手く引き出されていました。
現在ぼたんこしょうファームと信州つなぐラボのコラボ商品にできないか準備を進めています。

今回のプロジェクトを通して1番の大きな発見は

「若い世代≠新しい食べ方、今どきアレンジ」ということ。

若い人もその土地ならではの食べ方、郷土料理を求めていることがわかりました。

若い人にとって郷土料理はもはや古くない
そしてぼたんこしょうの風味を最大限に活かした料理という点からも、地域に根づいている郷土料理の力、完成度の高さを改めて感じました。

試食会では、つなぐラボのメンバーとの交流だけでなく、保存会の皆さんとカフェのオーナーさんや農家さんとの交流も生まれとても良い時間になりました。
やはりリアルの体験はオンラインでは得られない収穫がたくさんあり良かったです。

次回はまとめ編をレポートします!

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