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対話その4|ゲストYUKOさん

wish you were hereの対話その4、今回は初のゲストYUKOさんと一緒にお喋りしました。
YUKOさんご自身も自死遺族の方と繋がれたら、という思いがあってnoteでの発信を始められたそうです。noteのなかでも、同じような道のりを歩む人に対するあたたかい言葉を綴っておられるYUKOさんですが、実際お話してみてYUKOさんの言葉に私もとても励まされました。
よくぞ今日まで生きのびてくれました、とお互いのことを労いあいたいような、不思議で感慨深い出会いだなぁと思っています。そしてYUKOさんが連絡をしてくださって繋がれたことにとても感謝しています。

今回の対話のなかでは弟さんを失ったYUKOさんの体験や、その体験を周囲の人に打ち明けることなどについて話しています。

改めて収録を聞き返してみて、話を聞いても引いたり重く感じたりしない人であれば自分自身の体験を打ち明けやすいのかなぁと思いました。
腫れ物に触るような扱いをされると傷付くけれど、かといって相手に重たい荷物を一緒に背負ってほしいわけでもない。私の体験と、その体験を背負って生きてきた私が今ここにいるという事実をただただそのまま受け止めてくれるだけでもずいぶん気持ちが楽になるような気がします。

同じ経験をしていない人にとっては、自殺は得体の知れないもの、怖いものというイメージがあるかもしれないですが、私たちが亡くしたのは「その日」が来るまで一緒に日々を過ごした大切な人たちです。
大切な人について語ることを躊躇ったり恥ずかしく思ったりしなくて済むような世の中になればいいなと私も思っています。

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wish you were hereの活動は、参加した人それぞれが自由に自分のやりたいことができるように、あえて枠組みを何も作らない状態でスタートしました(と、大義名分を掲げていますが、向こう見ずで適当な私自身の性分からきているところも多分にあります)。
今回YUKOさんと出会うことができて、私自身の世界がまた一つ広がったような気がしています。そして、大学時代のもりもとくんとの出会いもそうでした。
一人ぼっちではとても行けなかった場所に連れて来てもらったような感じがして、とてもわくわくしています。そう考えてみると、人と人との出会いも今までになかったものを生み出す創造行為の一つではないかと思います。

wish you were hereには余白がたくさんあるので、noteやラジオの発信以外にもそれぞれが好きなことをやって、遊んで食べて話をして、好き勝手に新しいものをどんどん作っていけばいいと思っています。
そんな場所を必要としている人はどうぞお気軽にお声がけください。私たちもあなたに出会えることを楽しみにしています。

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