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今だからこそできることを考える

こんにちは。よこはま発達相談室の佐々木です。

今この瞬間にも多くの方がご不安に思われ、また生活に支障の出ておられるのではないでしょうか。

こうした状況だからこそ、「私たちにできることはないか?」ということをよく考えます。でも、我々に直接的にできることはほとんどなく、皆さんと同じように、この新型コロナウイルス感染症の1日も早い収束と、皆さんの安心した日常生活が戻ることを願うばかりです。

それでも、「何かできることはないか?」ということを考えて、良い悪いは別として取り組んでいるのが、今回のようなSNSの活用であったり、オンラインの活用であったりします。

SNSで必要な情報をお伝えしたい

インターネットや様々な技術の発展により、多くの情報が得られる世の中になりました。私たちも、発達障害について様々な形で啓発活動にも力を入れてきました。私たちの考え方や知っていることが絶対的に正しいと思っているわけではありませんし、日々の臨床では悩むこと、不安になることも多くあります。そんなときに助けてくださるのは、当事者の方やご家族、周囲の支援者の方々で、皆さんから多くのことを教えていただく日々です。また、よこはま発達相談室には様々なスタッフ(医師、公認心理師、言語聴覚士、精神保健福祉士、ファイナンシャルプランナー 、顧問弁護士)が在籍しており、日頃から多職種での情報共有、意見交換を頻繁にしています。

自分の臨床経験から得られるもの、スタッフ同士でディスカッションする中で得られるものがそれぞれありますが、それが皆さんにとってもしもお役に立つ可能性があるのであればお伝えしたいと考えています。ただし、そのためには情報発信をする場がまずは必要です。今まではセミナーを企画し、会場を確保しといったことからスタートしなければならなかったのですが、現在は幸いなことに、インターネット環境があれば情報発信ができる世の中ですので、できる範囲でSNSを活用し、少しでも多くの方に情報をお届けしたいと考えています。

多様性が一様になることを期待して

現在は多くの地域でテレワークが積極的に導入されていますが、オンラインでのご相談自体は以前より活用させていただいておりました。例えば、SkypeやZoomを活用したご相談、メール・電話でのご相談など様々な形をとってきました。オンラインの方が安心してやりとりのできる方がいたり、オンラインだからこそ継続的にご相談ができる方もおります。オンラインだからこそできる相談の仕方や療育もあると思っています。もちろん、オンラインが不安だったり、不得手な方もおりますので、一律にオンライン化にとは思っていません。それぞれの方に合った方法があって当たり前ですし、そうあるべきと思っております。私たちは、こうした状況にかかわらず、常にそれぞれの方に合った方法を考え、柔軟な取り組みを続けたいと思っています。「柔軟な取り組み」は、ただ色々な取り組みをすることと意味合いは=(イコール)ではないと考えていますので、その辺りもまた別の機会にお伝えできればと思います。

よこはま発達相談室 佐々木康栄

支援者に求められること



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