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専門職との協同

よこはま発達サポートルームの中村です。

サポートルームでは、毎週水曜日に作業療法士の中山修先生がOTセッションを行っております。本日は、中山先生と連携して作成した教材をご紹介します。

中山先生はご自身のブログでも情報発信してくださっています。アイディア満載の取り組みを紹介してくださっていますので、ぜひご覧ください。

さて、今回はサポートルームでの実践のご紹介です。

一つ目はこちら

この教材は、「ボタンはめが中々できなくて・・・。どうしたらいいでしょうか?」という親御さんのご相談をもとに作りました。

箱の中には、写真左側にあるようなボタンやカラフルな円盤状のパーツ、型紙でつくられた食べ物等をいれます。お子さんには青色の大きな穴から手を入れて、上部や左右にある縦や横の穴からボタンや食べ物をだし、もう片方の指先で受け取りながら取りだします。

この際に、人形を用いて、『ライオンさん、お腹が空いているみたい。ここから(縦や横の穴)だして、食べ物あげてみよう。』や『ボタンを中に落としちゃったみたい。ここからだして、ボタンをとってあげよう。』と声を掛けるとモチベーションがぐんぐんと上がり、微細運動が苦手なお子さんも意欲的に取り組んでくれます。

二つ目はこちら

紺色の袋の中に、質感は同じで異なった形を数個入れます。

お子さんは、指先の感覚をたよりに、提示された写真の形を探しだします。こちらの課題も、先ほどのご相談を元に作成したものです。目当ての形を探しだすと『あった!!』と、宝物を見つけたかのようにキラキラとした表情で見せてくれます。

今後も専門職の先生と連携しながら、お子さんが“できた”、“楽しい!”、“もっとやってみたい!”と思える教材を作成し、お子さんやご家族の生活がより豊かになるようなサポートを心がけてまいります。

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