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Hozin - ダンスはコミュニケーション

Poppingはもちろん、様々なジャンルのダンスも得意とし、
世界的大会でその名を轟かせている
韓国在住、Hozinのインタビューです。

このインタビューは、
彼がロシアに行った際のワークショップ中に、
参加者に向けて喋っている様子を撮影したものです。

該当の動画では彼のダンス映像と組み合わせてあるため、
インタビュー部分のみ(0:00~5:10)を抜粋して翻訳しています。

▽該当動画(0:00~5:10)

▽このノートで主に学べること
1.踊る時に意識すべきこと
2.ダンスを上達させる意味

※話す内容の順番を入れ替えている場合がございます。
あらかじめご了承ください。

※内容を損なわないよう、
喋っていることをなるべくそのまま書き起こしているため、
分かりにくい表現があることもございます。ご容赦ください。

ーーーーーーー〈インタビュー〉ーーーーーーー

Poppingというのは、
小さなテクニックの集合体でもある。
だけど、それを実践する前に、
まずは"ダンス"をしないといけない。

≪"ダンス"とは何か≫
音楽を聴くときは、
音楽の雰囲気や君の気持ちに素直に従ってみて。
「次に何しようか」って考える必要はない。

多くの人が、
どうすればその曲でかませるかを考えて、
強いヒットなどのムーブにとらわれがちだ。

そういうのは悪いことではないよ。
だけど、ダンスは音楽が全てなんだ。

ある曲はグルーヴ感が強かったり、
またある曲はアグレッシブな感じがしたりする。
ただ、違う曲でも同じように
踊ってしまう人がほとんどな気がする。

R&Bやゆっくりな曲で踊る時は、
その曲のようにゆっくり踊ることを
ぜひ心がけてみてほしい。

~中略~

もちろん、踊る時は緊張して、
ドキドキする気持ちはわかる。
バトルやコンテストに参加している時なんかは緊張するよね。

だけど、もっと穏やかに踊るようにしてみよう。
リラックスして、Popするんだ。
その後に、テクニックを混ぜたり
ほかのスタイルを試してみよう。

もし音楽がパワフルな感じだったら、
パワフルな感じで踊ってみて。
リラックスしすぎている状態で
こんな風に踊ってしまう人をよく見るから。
(弱いヒットでウェーブをしながら踊る)

つまり、音楽を感じて、音楽と会話してほしい。
それが第一だ。

ダンスの曲じゃなくてもいい、もしいい曲を聞いたら、
つい音楽に乗って体が動くよね。
これが本当に純粋なフィーリングなんだ。

《ダンスはコミュニケーション》
僕たちは人間なのだから、人と言語で話したり、
自分の感じたことを言語で共有したりできる。

僕は韓国人で、君たちはロシア人。
違う文化で、違うライフスタイルだ。時差もある。
ただ、共有する言語はダンスだ。

ダンスを踊ることは、
言語のコミュニケーションみたいなものなんだ。

僕たちは音楽を聴いて、
そのイメージを体で表現できる。
それを見て、理解したり刺激されたりする人もいれば、
「なんだこれ?」って思う人もいる。
ほら、コミュニケーションみたいだろう。

例えば、ここにある水で例えてみよう。
もし僕が英語で水のことを指したいなら、
「water」っていう既知の単語を言えばいい。
皆理解できて、「毎日飲めるもの」っていう認識があるよね。

だけど、もしロシア語で言うなら?
僕はロシア語が分からないから、水のことを言語化できない。
「あ~、あ~」ってなってしまって、
皆も僕の言っていることが分からない。(笑い)

ダンスも一緒だ。
僕たちはまだ完璧ではないからこそ、
(相手に自分のイメージを伝えるために、)
完璧を目指してもっと練習していかないといけないんだ。

ーーーーーーーー〈終わり〉ーーーーーーーーー

最後まで読んで頂きありがとうございます。
もし翻訳希望のダンサーがいましたら、コメントにお願いいたします。
優先的に対応いたします。

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さて、次回は
ヨーロッパの小さな街からアメリカに飛び出て、
WODなどの大会で世界に名を馳せた
あのダンサーのインタビューです。
どうぞお楽しみに!

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