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Hoan 1/2

World Fame Us, Mo'higherに所属するHoanのインタビューを書き起こしました。
Street Dance Camp Japanで日本に来ていた時(2016年)の、対話形式で行われているインタビューです。

▽該当動画

▽このノートで主に学べること
1.Hoanがダンスを始めたきっかけ
2.ダンスが上達した秘訣
3.教える時に大切にしていること

※内容を損なわないよう、喋っていることをなるべくそのまま書き起こしているため、分かりにくい表現があることもございます。ご容赦ください。

ーーーーーーー〈インタビュー〉ーーーーーーー
( I=インタビュアー、H=Hoan)

《Hoanがダンスを始めたきっかけ》
I:
どのくらいの間ダンスをしている?
H:実は、2003年からPoppingを始めたんだけど、
それ以前は振付みたいなものを踊っていたかな。

スタイルはないけど、
TVショーでやるみたいな踊りを真似したり、
動画を見たりしていたよ。

その時はYouTubeとかインターネットは無くて、
ビデオテープだったね。
僕が踊り始めたきっかけだったよ。

I:ワオ、オールドスクールだね。
自分だけで(見ていたの)?
H:うん、自分とも友達ともだね。
そして、中学の時は放課後にアクティビティみたいなものがあって。
そこで学校が(ダンスの)先生を呼んだんだ。
それでもっとダンスに興味を持つようになった。

I:でも、ずっとダンサーになりたかったわけじゃないんでしょう?
H:いや、僕はダンスを始めたときに、
もうダンサーになることを選んだよ。
だから親はそれをすごく嫌がってた。
親は僕に勉強して、ちゃんとした職に就いてほしかったんだ。
けど、僕は(ダンスを)やめられなかった。
ただただ続けたさ。

I:今は幸せ?
H:うん、本当に。僕は人生を楽しんでるよ。
I:親御さんも?
H:うん。彼らもね。

《最高のダンスイベントと言えば…》
I:
色々なバトルやダンスイベントに参加しているけど、
どんな感じの交流が好きなの?
H:うーん、本当にたくさんの世界中のバトルに参加しているから…
最近はオランダに行って…あ、君もいたよね?
I:うん、私もいた。
H:Summer Dance Foreverね。
この期間は本当にクレイジーになっちゃった。
今までに味わったことがないくらい。

みんながサイファーして、
情報や知識を共有して、
フィーリングも、イベントのバイブスも、
すべてが完璧だった。
毎日クレイジーになったよ。

参加していたダンサー、ジャッジ、
バトルのルールさえも刺激的で、より惹かれたなあ。

ダンサーのレベルに関しても、とてもとても高かった。
君も見たでしょう?

I:うん、素晴らしかった。
初めてのSummer Dance Foreverだったの?
H:ああ、初めてだったよ。
I:そうなんだ。(Summer Dance Foreverは)毎年良くなっていくって聞くよ。
H:本当に最高だよ。毎年行きたい。(笑い)
I:また今度の夏にも会おうね。

~中略~

《Hoanが上達した秘訣は?》
I:
あなたが素晴らしいダンサーになれた秘訣は?
偉大なダンサーになるには何をするべきだと思う?

H:たくさん大切なことがあるけど、
個人的には、常にダンスか音楽を考えること(が大切だと思う)。

僕はパソコンを触っているときなら、
ダンスビデオを見たり、知識・歴史を知ろうとしたりしている。
車の中なら、イメージトレーニングをする。

(ダンサーは)常にダンスを生活の中に置いてほしい。
決められたスケジュールみたいに、
「この時間からこの時間は練習!」とかは違う。

だから、僕にとって(の答え)は、常にダンスに集中することだね。
新しいムーブを考えるとかではなくて。

パソコンを使うなら、ダンスや音楽のことを考えたり、
かっこいい音楽を見つけたり、刺激を求めてかっこいい動画を探したり。

僕にとっては、自身の好きなものに焦点を合わせることが答えかな。

I:技術面の練習に関しては、
どのくらいの頻度で、どうやって練習している?
H:僕はまだ若いけど、
ダンスを始めたてのもっと若い時は、
本当に毎日練習していたかな。

学校が終わったら終電まで、っていう感じで。
友達と、年上・年下の友達とも練習した。
その時は、より高いレベルを目指してただ練習していたよ。

I:集中的な練習みたいなことはした?
H:それもしたし、フリースタイル、サイファー、全部やったよ。

ただ今は、もっと楽しく過ごしたい。
くつろいで楽しみたい。

だから、起きたときに練習したいなと思えば練習しに行くし、
コンディションが悪くて休みたいときは休む。

今は「もっとレベルを上げなきゃ」っていう風には思わない。
自分の感情によって、
練習したいときはするようにしているよ。

《生徒に教える時に大切にしていること》
I:
生徒に教えるときは、
どんなことを自分から盗んでほしいと思っているの?
H:うーん。
世界中でワークショップをするときや、
韓国で毎回教えるとき、
生徒には楽しんでほしいと思っている。

楽しまなきゃダメだ。
楽しむから、あとで自分で練習できるんだ。
楽しむすことが練習につながる。

もし僕が基礎とかを真剣に教えすぎたら、
生徒はエンジョイできない。
(もしそうだったら、生徒は)「なるほど、なるほど、よし終わった、帰ろう」ってなってしまう。

I:ロボットみたいにね。(笑い)

H:だから生徒には楽しさを味わってほしい。
ダンスは本当に楽しいから、
彼らが踊ることを止めないように(楽しませる)。
僕のレッスンを受ける人には、
楽しく過ごさせるようにしているよ。

ーーーーーーーー〈終わり〉ーーーーーーーーー

読んでくださりありがとうございます。
もし翻訳希望のダンサーがいましたら、コメントにお願いいたします。
優先的に対応いたします。

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さて、次回のインタビューの続きでは、
・韓国のダンスシーンについて考えること
・踊る時に大切にしていること

などをHoanが赤裸々に語っています。
どうぞお楽しみに!

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