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自転車で島をぐるっと1周 - 大切なことは外に出てみた時に気がつくのかも [Denmark🇩🇰]

 2ヶ月ちょっと過ごしてきた、Bornholm島での生活。ついに、締めくくるときがやってきた!島での生活当初からずっとやりたいと思っていたことが、「shelterに泊まりながら、島をぐるっと1周すること」。

あまりにも今の環境が心地よくて、自ら進んでサバイバルちっくなことをするのはちょっと腰が重かったけど、今やらなきゃきっと後悔する!と自分を奮い立たせ決行(笑)自転車か、歩きかで迷ったけど、今回は自転車でいくことに決める🚲

そして今、やっぱり行って本当に良かった。って心から思う。

〇自転車の旅、1日目

 島の南から周ることと、shelter(無料で泊まれることろ、島のあちこちにある)の目星だけつけ、午後15時ごろのんびり出発。

この2カ月本当にお世話になってる自転車。
今回のtripもよろしくね。
ジャクソン、また2日後ね。
1日目のルート

 ここまでは以前、自転車で日帰りしたことがあるから、大体道もわかってた。ちなみに島で一番きれいと言われるビーチが途中にある。あんまり見たことのない海の色。なんか「おしゃれ」だった。何のかもおしゃれなのかなデンマークって。ちょっと悔しい。(笑)

道のり写真。

①Balka ビーチがすぐ傍の小さい街

 1日目の目的地Balkaに到着。今日は、このshelterに泊まることに決める。shelterは基本的に18時-10時までが使える時間になっている。この形のタイプは最新らしく、大人が3人寝れるサイズ。私が着いたときは、まだ誰もいなかった!ラッキー。

中もきれい。

 ちなみにこのサイトは、デンマーク国内のshelterがある場所や、テントを張れる場所、サイクリングスポットなどなどアウトドア情報がまとまっている!税金が高くてもこういった所がきちんと整備されていると、納得いくかもって思うことが、デンマークでの生活をはじめて、ちらほら見えはじめてきた。アウトドア好きは要チェック✅

虹🌈

◯自転車の旅、2日目

 朝日を見るのがこの旅での1つの目的でもあった。気合を入れて4時半起床。ちなみに、いくら治安がいいって言われる国でも、夜はちょっと怖くて、なかなか寝れなかった(笑)

 無事、朝日を見た後はしっかり二度寝(笑)8時ごろ、1日目のshelterに別れを告げる。2日目は頑張りました〜!

ありがとう、shelter。
2日目のルート。
島、半周してた(笑)


 2日目は初めて行くところばっかりで、見どころいっぱいだった。とりあえず最初の目的地までの道のり写真。

②Svaneke 島でも人気の観光地

 この街は、Bornholm島でも観光地の一つ!街並みがとってもかわいい。この街の地ビールもある!

 朝食はベーカリーで買ったパンとコーヒー☕️何パンかよくわからなかったから、店員さんのおすすめを買うことにする。大正解!(全部美味しいと思う)店員さん曰く、サマーシーズンの街はすごく賑わっているけど、OFFシーズンはどのお店も閉まって全然雰囲気が違うらしい。やっぱり夏は全力で楽しもうと思った☀️

気さくなお兄ちゃんありがとう。
このパンはVery Danishらしい🇩🇰
ここら辺からビーチじゃなくて、
石が多い感じの海になる。

 この日は日曜日ということもあり、閉まってるお店もあったけど、充分楽しめた!

 いざ、次の目的地、Gudhjemへ。その先は、Allingeを目指す🚲もちろん気になったところがあれば、寄り道。

③Gudhjem アートの街

 この街はアートの街だった!色んなアトリエがあったよ。ここも島の観光地。

 ちなみに、ケータイの充電機を持ってきたのにそれ自体の充電がなかったという失態を犯し、どこか充電できる場所はないかとさまよっていたが、気軽にカフェしながら充電できる場所などなく、これは店員さんに聞いてみようと決意。「もちろんだよ」とお店で充電できる場所を探しくれるが、変換タブを持っていなかったのでできず、、、(お店に寮があるらしく)私の部屋だったら充電できるよ!っていってくれる。「えっ」て一瞬思った自分がいたけど、この国の治安の良さは信頼できることを思い出し、お願いする。もちろん、なんの問題もなく食事を楽しんでいる間に充電してもらった。本当にありがとう♡

ここの店員さんが本当に優しくて、
かわいくて、色々と救われた。
ちょっした高台。

 やってまいりました、雨タイム☔️ 島の天気は本当に変わりやすい。気温も一気に下がって着れるものは全部着たけど、それでも寒かった(笑)あと、屋根があるところが全然なくて、唯一見つけたのがガソリンスタンド。ここに1時間ほどお邪魔して、再度出発。

お邪魔しました。
美味しかった♡

 またしても雨が降ってきたので次は木の下で雨しのぎ。やることがなかったので、朝買ったパンの残りを食べた。これがまたおいしい。パン屋のお兄ちゃんThank you! 雨でも幸せ気分味わえた。

やまない雨はないと信じ進む。
光が見えたときの喜びはたまらないね。
おおお、Alligeまで残り4km。
海、空、岩、足

④Allinge 島の北側、大自然

 6/13-15日の間、この街ではデンマーク国内のビックイベントが行われる。その名も「Folkemødet 」。簡単に言うと、政治家などの考えを直接聞き、その場で国民が意見を言ったり、質問したり、話を深めたりできる、「対話と議論の場」。Folkemødetを直訳すると「人々のミーティング」。ちょうどそのイベントの数日前で着々と準備が進められていた。

それにしても旗、旗、旗。
イベントの当日は、人、人、人。だった。
有名なお城の遺跡。
Hammershus Castle Ruins
かっこいい。
次はゆっくりこのエリアをハイキングしたい!
2日目の最終目的地まで10.6km

 ここから、Hasleまでの道のりが本当に大変だった。これまでの登り坂とか雨とか比べものにならないくらい。しかもご覧の通り日が欠けてきて、この旅のもう1つの目的でもある夕日を何としてでもHasleから見たい!の一心でペダルをひたすら漕ぐ。今の時期のデンマークの日が長さが救いだった。(これからもっと長くなる。)外は明るくても、時間は夜だから人もほとんどいなくて、サバイバルちっくな道では何度「きつい・・・」と叫んだことか。後から自衛官のパパに聞いたら、この道はよく訓練で使っている道らしい。「あ、やっぱり。笑」先に聞いておけば良かったて思ったけど、無事にこうして戻れたから問題ない。多分、島でのんびりしすぎていたから、ちょっとはきつい事した方がいいよっていうメッセージだったのだろう。

強風。

⑤Hasle 小さな港町(2日目shelter)

 無事到着しました。安堵。
ちょうど日没時間の21:30頃。夕日は雲に隠れて見られなかったけど、無事に辿り着けた喜びの方が大きかった。

 おはよう。最終日の朝。天気よし。
太陽が出ると暖かいけど、多分それでも18度くらい。サイクリングには最適な温度。曇りだったり、夜になると12度くらいかな。「寒むっ」て感じる。20度を超えると、蚊が出てくる(デンマークの蚊は大きい)から、本当に気候には恵まれた。あと、7月8月のサマーシーズンは観光客が多いらしく、shelterも埋まってることが多いみたい。そう思うと本当にいいタイミングだった。感謝。

さーて、後は帰るだけ🚲 

3日目ルート。
ゴール地点、
Rønneのサインだあああ!
朝から森林浴。
Ronneの街に到着。

〇旅の感想

 4月、この島にきて、最初はすべてが刺激で新しくて、とにかく色んなことを吸収する時間だった。5月、生活にも慣れてきて、吸収したことを自分なりに考える、向き合う時間。そしてこれにより今までの自分の考えや思っていたことが一度崩されたり、自分でも気が付かない間に凝り固まっていた思考に気が付き、最初はそれを受け入れるのにちょっと時間がかった。やっと受け入れたと思っても、「それで・・・?」という様な、そこに対しての落としどころがなく、今の自分の持っているものではどうにもできないことに気が付く。結局「・・・」という状態になっていた時間。さらに5月は、6月以降の行先を決めなければ!となぜか少し焦り、でもあまりモチベーションが上がらないという悪循環サイクルに入り込んでいた時間だった。(振り返ると)

やまない雨はない。

 ちなみに、この「受け入れる」の件に関して、今回思ったのは、歳をとると頑固になるとかよく聞くけど、その前兆を感じた気がした(笑) これってつまり、まだ20代前半とかって知らないことだらけで、自分のやり方とか、心地のいい時間とか、曖昧のまま進んでいくけど、20代後半になってくるとそこら辺をなんとなく自分で理解し始めるし、時間もお金も自分で選択して使えることが増えてくる。経験も多少ある分、なんとなく先読みが出来て、何もわからないとこに飛び込むより、ある程度先が見える方に進んだ方が心地がいいと感じる。だから自然に「未知(経験したことなことや、異なる考え)」に対しては怖いと感じたり、それを受け入れないという拒否感につながったりする。だって受け入れると「未知」の中に飛び込まなきゃいけなくなるし、そこで違う考えにぶつかったら、今までの自分をなんか否定された気がするから。そう思うと、「あっ、いやだ!歳とってるじゃん!(よく言うと、まー色々とそれなりに経験してきたのかな)」ってシンプルに感じた。でも今回のこの落ち込み期間のおかげで、この事を感じられて良かった。

 得た経験は良くも悪くもなかったことにはできないし、その経験を踏まえての今の私で、これからの私でもあるから。だけど、全然それだけがすべてじゃなくて、この世界には本当に色んな人がいて、色んな考えがあって、その後ろには、歴史や、社会システム、性別や、人種、生まれた場所…などたくさんのバックグラウンドが関係していたりもしてて。上げたらきりがないけど、つまり、今回改めて、「まだまだ知らないことだらけだな、ほんとちっぽけだな、ってことと、逆に言えば、まだまだ色んな可能性があるってことじゃん」ってことを感じたよ。って話。

 そんなことを気が付かせてくれるきっかけだったのが、今回の自転車での島一周。「新しい体験、はじめましての人とのちょっとした関りや、人の優しさ、美しい自然、そして、かなわない自然。」。だからやっぱりちょっと腰が重くても、「やってみる!」は結構大切だったりする。

今までにも、上記の内容は痛感したことあるのに、生活をしているといつの間にか忘れたり、後回しにしてしまう。初心忘るべからずっていうけど本当にそうだわ。

と、いう事で二泊三日の自転車での島一周を無事終えた。そしてホストファミリーのところに帰ってきて、ベットで寝られる幸せを感じる。最近、目が覚めて一番に思うことは「あー寝られるって幸せ」ってこと。(shelter2日目もあんまり寝られなかった…笑 )

 では、モーニングコーヒーとなんか愛くるしいキャラクターと共に。Vi ses♡

幸せコーヒー時間。
いつもみんなありがとう。いえい。

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