"「道標」 Road to 関東 " 竹山優弥
神奈川県一部リーグ最下位。俺らが経験したどん底。
谷があるところには山がある。
俺は自分に言い聞かせた。
言い聞かせるしかこの悔しい気持ちを抑える為に出来ることはなかった。
三年の春。今まで隠してきた弱さは、結果として自分達の眼前に現れた。
変えなきゃいけない。変わらなきゃいけない。
そんな他人事のような言葉を口にしている様では変わらない。
信じれるのは自分の努力だけだ。
俺は筋トレに没頭した。
周りからは、動けなくなる。やめとけ。そんなネガティヴな言葉が飛び交った。
そんなネガティヴな声は聞きたくない、俺が聞きたいのは筋肉の声だけだ。
この頃から俺の筋トレには熱が入った。
掛けるのはネガティヴな言葉ではなく、筋肉への負荷だけ。筋細胞を破壊し、再生させる。
まるでシヴァが宿ったかの様な半年を過ごした。
その結果、動かなくなった。
決して動けなくなったのではない。動かないプレイスタイルになったのだ。
つまり何を言いたいか、そう。
成るようになる。ではなく、成るようにする。
自分の意思に、結果をついて来させるということである。
みんなが同じ方向を向いた時、何が結果として付いてくるのか楽しみである。
最後の年、自分から行動しみんなの「道標」になる。そんな大きな目標をここに立て、今年を締め括らさせていただきます。
横浜市立大学 竹山 優弥
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