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会社の名前じゃなくて自分の名前で仕事がとれるようになりたいと言っている人に知っておいてほしいこと

会社の名前ではなくて、自分の名前で仕事がとれるようになりたい!と思っている人は少なくないと思います。
私が新卒で入ったコンサルティング会社では、入社時から「会社の名前じゃなくて自分の名前でコンサルティング依頼をされる人間になりなさい」的な教えを受けていました。なので、当然私もかつてはそう思っていました。

でも、いざ自分で起業してみると「自分の名前で仕事をとる」ことのリスクがよくわかります。

突然、声が出なくなった2023年5月。マジで「終わった」と思いました。

私は研修や講演を中心に仕事をしています。株式会社カイラボという箱はありますが、実質的にはほぼ自分の名前で仕事をしています。
カイラボの井上だから仕事を依頼するという人は悲しいことにいません。お客さまは井上に依頼しているという意識です。

そんな私が5月に突然、声が出なくなりました。
一番ひどいときはかろうじてささやき声が出せる程度という状態です。

年間100~120件くらい研修などで登壇している私はほぼ毎週なんらかの研修登壇があります。そんな状態で声が出なくなったのです。マジで終わったと思いました。
そして、万が一このまま声が出なければこれからの仕事はどうなるんだろう?と猛烈な不安に襲われました。

結果的に3件ほどの研修をささやき声でおこない、商談や打ち合わせもささやき声とチャット活用で乗り切ました。
幸い、現在はだいぶ声が回復して、ほぼ通常と変わらなくなりました。(とはいえ、まだ長時間喋ると声が枯れるという仕事的には致命的な状況です)

自分の名前で仕事をとることと、自分でしか売上が上がらないことは別

自分の名前で仕事をとることが悪いとは思いません。
ただ、自分が動かないと売上が上がらない状態はなかなかリスキーでもあります。

最近注目されるフリーランスなんかは自分の名前で仕事をとって、自分の価値で売上をあげる典型です。
私もフリーランスに近い働き方なので、その働き方の魅力もたくさん知っています。でも、リスクもあります。今回の私のように商売道具が使い物にならなくなったとき、一気に収入が途絶える可能性があります。

自分の名前で勝負をしつつ、チームで価値発揮するのが最強かもしれない

私は以前からカイラボをもっとしっかり組織化したいと思っていました。そして、今回の騒動で「したい」から「しなければならない」に問題意識は一気に高まりました。

リスクを減らすという意味合いももちろんありますが、やっぱり個人でできることには限界があります。
チームならもっと大きな価値が発揮できるのに、と思ったことも何度もあります。
自分の名前で勝負をする面白さはもちろんあるのですが、やっぱりチームで価値発揮できる体制をつくったほうが、一人ではできない面白いことがたくさんできると思います。

というわけで、カイラボは一緒にチーム組織開発、企業の人材育成に携わってくださる方を募集中です!


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