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リーダーは自分の勝ちパターンを語れる人

育成担当者にしろ、次世代のリーダーにしろ、共通して大切なことの一つが「勝ちパターンを語れること」です。

「勝ちパターン」とは、言い換えれば仕事のコツやポイントです。
内容はどんなものでも構いません。
できる限り簡潔でわかりやすい表現の方が良いですが、難しいことでなくても良いんです。
たとえば、こんな内容です。

・何かしてもらったら「ありがとう」と言う
・初対面の挨拶は笑顔で大きな声でする
・名刺交換をしたら12時間以内に必ずご挨拶とお礼のメールを送る

まるで新入社員研修のような内容ですね。
それでいいんです。

単純で当たり前のようだけど実は継続して常に実践できている人が多くないことこそ勝ちパターンになりやすいです。

なぜリーダーは勝ちパターンを語る必要があるのかといえば、
リーダーの勝ちパターンはメンバーにも伝染していくからです。
リーダーのやり方をまねて、うまくいった経験をすれば、メンバーは自然とその行動を真似ますし、リーダーへの尊敬の念を抱きます。

ただし、リーダーは勝ちパターンを見せるだけではなくて語れなくてはいけません。
語れるとは「大きな声で挨拶をしろ」と命令するのではありません。
なぜ、大きな声で挨拶するのか。メリットはなにか。どんな点を意識しているのか、例外の場面はあるのか、など、具体的な経験を交えてメンバーに伝えることが重要です。

最近は昔に比べて「背中を見て育て」が通用しなくなったと言われています。
ただ、私は背中見て育てというやり方が悪いとは思いません。背中を見せると同時に、なぜそういう背中をしているのかを語ることが大切だと思います。

リーダーとして知っておきたい内容については、2022年8月8日のウェビナーでもお伝えしました。


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