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#62 所得税ってどうやって決まるの?

こんにちは。
所得税は誰もが支払うものなのに、実態を全然知らない櫻井です。
(今更ながら勉強をしています)

1、必須単語
2、具体例

1、必須単語
「所得」
所得は、給与所得、事業所得、配当所得、などの10種類に分かれます。
給与所得=収入ー給与所得控除などで計算できます。
ちなみに引かれるものは所得によって異なり
給与なら給与所得控除、事業なら経費で分かれます。
給与所得控除は、給与の収入が180〜360万円なら収入×30%ー8万円であり、収入によって控除金額も変わります。

「課税標準」
先程の10種類の所得の合計のことを言います。

「控除」
課税対象にならないもの。人によって担税力が異なるため、税金の対象とする所得を減らしましょうという感じです。
控除の中でも所得控除と税額控除に分かれます。
所得控除のよく聞くもので、扶養控除、配偶者控除、生命保険控除、医療控除などです。
税額控除はなかなか馴染みのないもので、住宅ローン控除などが当たります。皆さん知ってました?

「課税所得金額」
課税標準から所得控除を引いたもの。
所得の中で課税の対象となる金額ですね。

「所得税額」
課税所得金額に税率をかけたもの。
税率は課税所得金額によって異なります。
195〜330万円の場合10%+97500円、
330〜600万円の場合20%+427500円
です。ここでの195〜330万円などは、収入ではないので注意が必要です。


「納付金額」
所得税額から税額控除を引いたものを納付税額と言います。
つまり、これが所得税としての価格です。


文章で出た時にパッとわかるとよりスムーズに進めることができます。


2、具体例
給与所得のみで800万円、
控除では、配偶者(38万円)扶養者二人で一人は特定扶養親族(63万、38万円)生命保険(4万円)社会保険(119万円)基礎(48万円)
この人をAさんと仮定して実際の数値で当てはめていきます。

流れとして
①、所得の合計(課税標準)
②、課税標準ー所得控除(課税所得金額)
③、所得金額×税率(所得税額)
④、所得税額ー税額控除=

①給与所得ー給与所得控除=課税標準
800万ー800万×10%+110万=610万円
(所得が給与のみのため)

②課税標準−所得控除=課税所得金額
610−(38+63+38+119+4)=300万円

③課税所得金額×税率=所得税額
300万円×10%ー97500円=202500円

④所得税額ー税額控除=納付税額
所得税額引かれる税額控除がないので、202500円が納付税額です。

このようになります。
似たような言葉がたくさんあって、わかりづらいですが
しっかり計算できるようになれば、自分の収めている税金はいくらなのか?
という認識ができていいのではないでしょうか。
まだまだ、勉強不足の自分ですが、日々精進していきたいと思います。

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