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天問一号

皆さんお久しぶり、Mr.Yです。最近は日々の仕事に追われて、なかなか記事更新ができませんでした。

今回は何を皆様にお伝えしましょうかな〜と思いながら、ちょうど「天問一号」のニュースが目に入ったので、「天問一号」について簡単に紹介したいと決定しました。今回の文章には中国語も出てくるので、中国語を勉強し始める方はゆっくり読んでください。

まず、「天問一号」(tiān wèn yī hào)とは何かをご紹介します。
Wikipediaの説明は下記通りです:

「天問一号」とは、中華人民共和国が2020年7月23日に打ち上げに成功した火星探査ミッションで用いる探査機の名称である。

长征五号遥4运载火箭
長征五号遥4ロケット

天問一号のイメージ

2021年5月15日、「天問一号」が発射された10ヶ月後、「祝融号」(zhù róng hào)探査車がユートピア平原南部にある着陸予定地点に無事着陸しました。「天問一号」は中国が独自で打ち上げ・着陸に成功した初の火星探査機です。

祝融号のイメージ

興味がある方はぜひ「天問一号」で調べてみてくださいね。

それじゃなんで「天問」と「祝融」という名前をつけたの?航空探査機にわざと名前をつけるのはきっとこのミッションに対して何かを期待し、願望を名前に託しているのだろう。そのため、最後に「天問」と「祝融」の由来を日本の皆様に紹介し、その意味が理解できたら「中国航天人」(zhōng guó háng tiān rén)の魂がどういうものなのかが明白ではないかと考えています。

天問一号」という名前は中国戦国時代の楚の政治家、詩人「屈原」(qū yuán)の長詩「天問」から由来しています。中国の火星探査ミッションは天問という名前が付けられたので、今回発射された初代機は自ずから「天問一号」と命名されました。これは中華民族が真理を追求し、自然と宇宙の探索はまだこの先の道が遠くても、夢を実現するまで一生懸命頑張っていくという決心を表明しました。

屈原

祝融」は、中国神話の火の神。 炎帝の子孫とされ、火を司る神様です。「祝融号」の名前はこれから由来しています。「祝」は永遠、継続の意味、「融」は輝き、明るい希望という意味です。火星ローバーに祝融の名前を与えるのは明るい希望へ向けて永遠に探求をし続ける願望を表しているだろう。

祝融

ここまでお読みいただき有難うございます。今回の主役ーー「天問一号」については少しでもお分かりになりましたでしょうか。火星探索の幕は既に開いたので、これからあの赤い惑星に眠っている秘密がどんどん掘り出されると思いませんか。私はまず火星から撮った写真を楽しみに期待していますが、皆さんは何を期待していますか。

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