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スウェーデンは第二の故郷


この夏から移籍します

7/3に前期最終戦が終わり、
チームも2週間の夏のバケーションに入りました。
この前期最終戦をもって、
チームから一旦離れることになりました。

その理由として、幾つかの要因がありますが、
一つの大きな問題としてビザの問題があります。


今世界中が戦争によって大打撃を受けていますが、
スウェーデンは難民の受け入れを行なっているため、新しいビザの取得には810ヶ月かかってしまいます。

これは誰も予想していなかった出来事であり、
これも海外でプレーしていく私にとっては
良い経験だったのかもしれません。

とにかく、新しいビザを取得するまでは
スウェーデンでプレーは出来ないので、
このタイミングでの移籍となりました。

先日のお別れ会🥺


リーグ前期

チームは前期をリーグ2位で通過し、
プロリーグ参入へのチャンスが大いにあります。

6地域に分かれているDiv1リーグの各1位のみが
ファイナル戦に出場でき、
6チーム中3チームがプロリーグに昇格出来ます。

想像以上に狭き門ですが、
スウェーデンの女子サッカー界は、
チーム数がかなり多く、またレベルも高いため、
プロリーグへの参入はかなり厳しい道です。

でも、だからこそ楽しいし刺激がある。


Div2から昇格して来た私達にとって、
対戦相手はどこも強く、
1試合1試合がチャレンジでした。

もちろん、対戦する相手の
フィジカルやスピードも1.2ランク上がり、
身体へのダメージもかなり増えていました。

でも、私達のチームも去年から比べて、
かなり成長したように感じます。
1試合毎に力を付け、若い子は成長し、
育児から復帰したベテラン達は
試合を重ねるにつれて、調子を上げていきました。

自分達より強い相手に挑む時、

恐るのではなく、
自分達の強みや、練習でやって来たことを、
試合で思う存分発揮してやろうという

『ポジティブに楽しみながら戦う事』
が出来ていました。

失敗しても全員でカバーして、
目の前の相手に挑戦する事を恐れず、
個人としてもチームとしても
少しずつ自信を付けていきました。

その結果、
リーグ2という結果で前期を終われたと思います。

最終戦、PKを蹴らしてもらい、1-0で勝ちました!


改めて感じたチームメイトへの愛


さて、冒頭にも述べたように、
チームを去る事が決まったのは、
いくつかの要因がありましたが、
確定したのはつい最近の事でした。

監督、スタッフ、チームメイトも全員が
ビザの取得のために必死に動いてくれ、
幾つかの方法を試しましたが、
やはりビザの取得方法や取得にかかる時間は
変えられませんでした。


正直、この記事を書いている今も、
まだチームから離れた事を
信じられない自分がいます。
夏のバケーションが終わったら、
またチームのみんなと後期に向けて
練習をしている気がします。


それぐらい、
チームを愛していた事に気付きました。

そして、チームだけでなくスウェーデンという国
チームの拠点であるゴットランドという島
大好きになりました。


日本人からしたスウェーデンという国は
良いイメージが多いと思います。
私もそうでした。
でも、その想像を遥かに超えて

『優しさに溢れる、温かい国』でした。


だからこそ、
私はまたスウェーデンに帰って来たいと思うし、
新しいビザが取得でき次第、
またスウェーデンでプレーする予定です。


去年と今年、スウェーデンでプレーでき、
P18というチームに出会い、
素晴らしい仲間に出会えた事は、
この先の人生でも大きな宝物です。


一生の別れかのように書いてしまいましたが、
また帰って来るつもりなので、
悲しみに浸るのはこれぐらいにしておきます😂



チームが昇格してくれると信じて、
私も違う国の新しいチームで頑張ります💪


ではまた😊
Hej då👋


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