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本田圭佑の解説がなぜ他と違うのか

会社の「これから」のおカネと利益の相談パートナー、財務戦略家の大竹です。

日本代表はコスタリカに敗戦。残念ですね。友人の勧めがあり、今回はAbemaTVで試合を観戦しました。

私は4年に一度しかサッカーを見ない、4倍七夕ファンなので、詳しいことはわかりません。それでも、本田圭佑氏の解説は、今まで見てきたものと違うなあと思いました。

具体的なんですよ。話す内容が。

〇〇するから〇〇になる、というパターンの話し方が多いです。ストーリーになっているんですよね。

○番の選手が穴だから、そこを突く!は一番わかり易いパターンですよね。その他にも、コスタリカの攻撃は怖くないので、〇〇すべき。とか、○○さんの特性を考えると、こんな攻撃の組み立てをする、という話し方もしていましたね。コスタリカの攻撃はそれほど脅威ではない、一方で守備が5バックで崩しにくいから、自陣に引き込んでカウンターを狙うべき。こんな話し方でした。

話し方も大切で、かしこまっていないのがいいですよね。NHKだと、冷静に解説する感じになりますし、民放TVだとお祭り気味になってしまう。ちょうど間にハマる感じがあり、他局と差別化できていると思います。

似ているパターンで、「自分たちのサッカーをさせてもらえなかったので今日は結果が出なかった」という話があります。これは、ストーリーにはなっていません。なんで自分たちのサッカーがさせてもらえなかったのか。自分たちのサッカーをするために、どんな作戦を考えていたのか。こういう話が聞きたくないですか?

会社でも同じこと、よくありませんか?なんでこれやってるの?この仕事意味ある?業務や指示内容の背景がわからないと、日本代表のマズい試合を見ているときと同じように、フラストレーションが溜まります。

見方を変えると、同じ仕事でも、担当者に意味や背景がしっかり伝われば、モチベーションが上がるということ。そこはマネージャーや社長の役割です。

私が取り扱う、「財務」は、会社の未来のお金と利益を増やすために、数字を使って物事を考えるサービスです。最初に行うのは、社長さんが思い描くゴールについてヒアリングすることです。10年後にどうなっていたいか、会社の株を手放す時期はいつか?創業時の思いや、経営理念はなにか。

ゴールに向かって、ストーリーを考えるのが、その次です。ゴールと現在地のギャップを、どんな手段で埋めていくのか。これが見てくると、経営にストーリーが生まれ、毎日のアクションの意味付けも明確になります。

さて、次の日本の相手は、強豪スペインです。結果によっては、森保監督のラストゲーム。どんなストーリーを見せてくれるのか、楽しみです。

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