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全部久保史緒里のせいだ。

例のジャニーズ性加害問題を受けて、次に危ないのは坂道系、数字の付くアイドルなのはほぼ間違いないのだが、こやつのオールナイトニッポンは欠かせない。地元からおそらく今日本で一番忙しい国民的アイドルが出たことを誇らしく思う。郷土愛と野球愛が半端ない。

秋元康は大嫌いだが、こやつは大して可愛いくもないのだけれど、ピンで2時間の放送を振り切るトークスキルがある。そこらのアナウンサーでも難しいことをケロッとやってのける。地頭が良いのだ。聴き始めてから、乃木坂46が生活を侵食するようになってきている。通知がSNSでばんばん来る。国民的アイドルたる所以である。

こやつは、あらゆるネガティブ要素に蓋をして、直向きに東北楽天ゴールデンイーグルスを応援している。そこを、意気に感じる。

話は逸れるが、関西のNMB48はアイドルである以前に芸人だったりするし、要するに単純に面白い。運営力がある。

数字の力で、40人以上いれば誰か彼か好みの子はいるに決まっている。

しかし、秋元が生み出した搾取体質が染み付いている。会って話をしたり写真を撮ったりする為に同じCDを何十枚も買わせたり、遠征させてまでライヴに参加させるシステムは終わらなければならない。

ひと頃の私立恵比寿中学は、アイドルらしからぬ高いレベルの楽曲を誇ったが、新陳代謝を経て、近未来的なキラキラした曲ばかりになってしまった。また、プロダクト過多であり、散財を誘発するシステムになっている。このあからさまな搾取体質に気付いて、追いかけるのを止めた。

この手のアイドルのライヴは得てして場当たりのもので、日替わり定食みたいなものである。自分が参加したライヴこそ特別だと思わせる仕組みになっている。オタクは全部見たいので遠征することになる。経済的負担がとんでもないことこの上ない。経験した者にしかこれは分からない。

新人オーディション、あれは明らかに虐待である。無理難題を押し付け、容赦なく叱責し、下手をすればゲテモノまで食べさせたりする。何度も言うように、経験者の「嫌だった」「辛かった」という告発はある圧力によって封じられている筈だ。その辺はジャニーズと同じだ。

視点を変えると、AMUSE はそういう商売をしない。あくまで正攻法を貫いている。大体、何でペンライトなんてものを振り回さないといけないのか。綺麗ではあるが、荷物が嵩張ってならない。

諄いようだが、大道芸人的マンネリズム、予定調和、カタルシスがライヴには不可欠である。あの Led Zeppelin が築いた鉄則だ。凡百のアイドルのライヴにはそれが無い。

そういう事を知りつつも、久保史緒里(ちゃんくぼ、くぼし、しーちゃん)とその周辺は追いかけざるを得ない。乃木坂野球部なんてものがあるのだ。これは野球ファンにはたまらない魅力だ。来週、オールナイトニッポンCS特番として放送される。絶対に聴かねばならない。

「久保ってる」「鷲尾ちゃん」「いづい」は全国区になろうという勢いだ。こやつ只者ではないのだ。敵を作らない才覚があり、こやつを嫌う者は少なくとも業界にはいないだろう。

こやつのせいで、毎週水曜日がとんでもない日になってしまった。諸事情で、朝8時起き、夕方の JAZZ TONIGHT 、こやつのオールナイトニッポンを聴いて、午前3時にやっと寝れるという、ハードスケジュールになったのだ。日曜深夜には、東京ローカルであるところのテレ東の乃木坂工事中が YouTube にアップされる。まったく、よく計算されていると感心する。これの癒し効果が半端ない。

崩壊はそう遠くない未来に必ず訪れる。それまでには堪能しておきたいと思っている。だって単純におもしれーんだもの。ったく、こいつのせいで、乃木坂まみれだ。ファンクラブに入ったりライヴに行くつもりは全くない。エンタメのひとつとして、金はかけずに終焉の日までは楽しんでおきたいという所存である。

2023年10月15日記。

追記。

19日、聴いた。いやー、止まんね。

因みに、乃木坂にはビタ一門も落としていない。

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