見出し画像

「居心地のいい場所に逃げ込む」のが好き。(2018年4月9日(月))

動物の歴史って、すべからく「居心地のいい場所に逃げ込む」歴史だったんじゃないかと、

月曜の朝に、喫茶店に逃げ込んで、美味しいコーヒーをいただきながら、そんなことを思うのです。

「嫌なこと」と徹底的に戦い、屈服させなければ、自分や大切な人の身を守れないこともありますが、

自分に害を及ぼすものを「不活性」にする努力と並行して、自分を幸せにする環境を整える努力も大切なんじゃないか、ということは、常に思っています。

人間の腸内には、2割の「身体を健康にする細菌」と、2割の「身体に害を及ぼす細菌」がいて、これらの、それぞれ2割ずつの割合を変化させることはできないけれども、いずれかを「不活性」にすることはできる、という話を本で読んだことがあります。

さらに、この本(書籍名を失念してしまったのが残念です…)によると、残りの6割の細菌は「日和見菌」で、上述の2割ずつの細菌の勢力をみて、優勢な方にダダダとなだれ込むのだそうです。

個人的には、人間の社会も、全く同じ構図のような気がしています。

自分を攻撃する2割を完全に無くすことは不可能。ならば、日常生活の中で取りうるベストな選択は、「できる限り、自分を幸せな場所に置く」ことで、自分の幸せを「活性化」させることであり、

そうやって、自分の心身を穏やかにする(攻撃性を弱める)ことで、自分が作り出す「居心地の良さ」を一緒に楽しんでくれる人たちを引き寄せることなのだろうと、

コーヒーを味わいながら、そんなふうに思っています。

#エッセイ #好き #ほぼ日手帳 #コーヒー #居心地のいい場所