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固まらず、留まらず、あまり力を及ぼさず。(2022年3月6日(日))


自分のパターンを固めてしまうと、「常に動き、常に新たな形で」自分に働きかけてくる周囲に対し、適切な「間合い」を取りきれなくなる(場合によっては命取りになる)。

もちろん状況を「止めて観る」ことによってつかめてくる「理論(過去の事象を貫く共通性のようなもの)」はあって、そのパターンを「道具」のひとつとして使うことにより、物事がうまくさばけるようになるということは大いにあるし、

あと、直観だけに依存すると、感情に突き動かされて暴走する(「狂気」発動の)リスクを抱えるから、そのリスクを低減する意味でも、自分の直観(肌で察知するもの)を「言葉」の形で「止めて観」てみることは大切なのだけれど、

それでもやっぱり「万物は流転する」わけで、「自分のパターンを固めてしまう」ことのリスクはあまりにも大きいなということを、昨日zoomで(用事があったために、途切れ途切れに)視聴した、方条遼雨さんと本間正人さんのセッション1日目から学んだのでした。


「自分のパターンを固め」ないためにはどうしたらいいか。

それにはやはり、「新しい動き」「凝り固まらない動き」を試し続けること(ただし、この練習によって多少自分のバランスを崩すことになっても問題ないような、「安全な場所・範囲」でのトレーニング機会をセットすることが大切)しかなくて、

流転する万物の「動的エネルギー」をうまく「いなし」て(抵抗し続けるのは持続的ではないので)、さっと動けるよう、「自分の身体と心の力み」が今どこにあるかを観察し、そうして気づいた「力み」を限界まで取り去りつつ動く練習をしたり、

あとは、こうして身につけた(あるいはすでに持っている)自分の「力」が、周囲の自由を奪ったり萎縮させてしまうような、「重力(権力)」として作用しないよう、その力の出力を周囲に合わせて調整する「プレゼント」の練習をしたりすることが大事で、

これらはもう、一生続ける「トレーニング」だなと、(内心、ちょっとうれしく)思っています。

#エッセイ #日記 #好き