「思うに任せないこと」について。(2021年2月19日(金))
怒りを外に出すというのは、その人がひとりではどうにもならない事態に直面し、かつ、それをなんとかするための段取りが自分にはわからない時に、とにかく目の前の「自分のためにそれをなんとかすべきであろう(と自分が思い込んでいる)立場の人」に向けてくり出されるものなのだなということを思っています。
誰か(自分自身を含む)の怒りに当てられてしまった時には、自分がそれを無理なく不快感なくその場でなんとかできる道具と時間を持っていたならできることをさっとすればいいし、そうでない時には、その場に留まって怒り返すことはせず、その場を離れつつ、思うに任せないでいるその人と手当てのできない自分自身とを憐れみ、息を大きく吐きながら慈しむことなのだろうなというのが、今の自分の仮説です。
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