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今増えている!?「燃え尽き症候群(バーンアウト)」を防ぐために

こんにちは、吉川です。

新型コロナウイルスの影響で、在宅ワークが増えたりと働き方にも変化がでてきています。その中で、アメリカでは「燃え尽き症候群(バーンアウト)」になる若い方が増え、離職率が上がっているそうです。

https://www.vogue.co.jp/change/article/lockdown-pandemic-work-burnout-cnihub/amp?usqp=mq331AQIKAGwASCAAgM%3D

よく医療従事者の方がなると聞いていましたが、ニュースでも「燃え尽き症候群」の状態になった話を聞いたりするので、私や私の家族、友人などにも起こりうる事なのだと感じています。
今回は、燃え尽き症候群についてまとめてみたのでご紹介したいと思います。

燃え尽き症候群(バーンアウト)とは

「燃え尽き症候群」とは、今までは何かに熱心に打ち込んできた人が、急に熱意や意欲を失ってしまう事です。心身が疲れた状態で、心のエネルギー不足の状態となり、人や物事への関心が低下した状態になります。

燃え尽き症候群の症状

燃え尽き症候群には主に3つの症状がみられるそうです。

①情緒的消耗感
「情緒的」に力を出し尽くし疲れ果ててしまった状態です。
例えば、仕事で信頼関係を築こうと誠心誠意頑張ったけど、その頑張りが成果にならず、疲れ果ててしまい、つまらなく感じたりする症状です。

②脱人格化
人に対して思いやりのない、無情な対応をとってしまう症状です。
これは、情緒的なエネルギーがなくなる事で、自分を守るために脱人格化の行動を起こしてしまうと言われています。
他人のせいにしたり、無視したり、悪口が増えたりするのが代表的な行動のようです。

③個人的達成感の低下
個人的達成感とは、「仕事などへの有能感や達成感」みたいなものです。それらが低下すると、仕事へのやりがいが感じられなくなったり、仕事を休みがちになったり、「もう、どうでもいいっー!」と思う症状がでます。

なりやすい人(個人要因)

燃え尽き症候群には2つの要因があるといわれています。
1つが個人の要因です。
特徴としては下記があると言われています。
「求められる成果以上のものを出そうと仕事を頑張る人」
「ひたむきに頑張りすぎる人」
「完璧主義の人」
「若い人や仕事の経験が浅い人(仕事への期待が高い傾向にあるため)」
個人の性格やストレスや仕事などに対する捉え方・感じ方が影響しているようです。

なりやすい環境(環境要因)

もう1つは環境の要因です。
特徴としては、
「残業やノルマが厳しいなどの過重労働の環境、強制されている環境」
「評価が実感できない環境」
「仕事とプライベートの境界線がない」
「親の介護などの慣れないことからくる身体的、精神的ストレス」
があがります。
一方的なコミュニケーションによる業務はストレスを感じやすく、心身に影響がでてきそうですよね。

特に、「人相手の職場」「サービス業」「人材不足」「専門職」の職場に多い傾向があるようです。

ならないための対策

①自分自身がならないために
・自分自身が何を大事にしたいのかなど、自分の価値観は何かを意識して行動する
・相手に共感しすぎない(一緒に心をすり減らないような対策)
・適度に息抜きをする、考えすぎない、睡眠をとる
・自分の事を肯定する

②仕事仲間がならないように
・業務時間のチェックし、セルフケアできる環境・プライベートが取れるように整理
・目標への達成状態や今後やる事の確認し、ヘルプ体制など1人で抱え込まないようにする
・ストレスを吐き出せるような精神的サポートをする
・個人もチーム的にも成果を発表し祝ったりする(組織の規模が大きくなるほど個人の努力が見えにくくなるため、またチームで祝うことで帰属意識や愛着が持てる様になるため)
・共感と思いやりの文化を創る、リラックスして仕事ができるようにする(緊張状態や殺伐としている職場だと疲労度が高くなるため)

心身の健康があってこそ!

心身が健康であってこそ、いい仕事や生活の質が向上するもの。
燃え尽き症候群は誰にでも起こりうるものです。自分や職場を振り返り、引き起こす要因はないか整理したいと思います。

今日もありがとうございました!
吉川康弘(よっしー)

<<参考文献>>
https://job-medley.com/tips/detail/894/
https://survey.lafool.jp/mindfulness/column/0099.html
https://www.altpaper.net/b/8447
https://mba.globis.ac.jp/careernote/1494.html

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