人の輪に馴染む
生い立ちの話のつづき。
郡山から横浜へ
父親が転勤族だったこともあり、中学2年の時に郡山市から横浜市に転校した。
父親としては、将来のボクの就職のことも考えて、都会のエリアの転勤を希望してくれたらしい。
そういった先々のことも考えて、色々と配慮してくれている両親には感謝しています。
一方で、約10年も郡山にいて、友人もたくさんいたので、仲間と別れる寂しさはあった。
また新しい環境や人の輪に馴染めるのかどうか?も。
ビーバップハイスクール
当時、引越し先の横浜の中学校はやたら都会に見えた。(今となってはそうでもないがw)
また今はどうかわからないが、結構やんちゃな人たちもいた。
やたら幅広の制服着たり、ブレザーが短かったり、髪が金色だったり。w
いわゆるビーバップハイスクールの世界。
しかもなぜかそういう人たち専用の部屋があって、そこからはいつもBOWIEの生演奏が聞こえてくる。w
しかし、その部屋は職員室の真横にある。
今思えば、先生たちからしたら近い方がコミュニケーションが取りやすかったんだろう。
人との距離感
転校生のボクは、過去にそこまで分かりやすいやんちゃな人たちとの関わりがなかったので、はっきりいって戸惑った。
話しかけられた時、どう会話したらいいのか?どう反応したらいいのか?
やんちゃな人たちからも「なんだお前?」的な存在だし。
で、結果的には1回、腹にパンチ入れられたけど、仲間になるわけでもなく、いじめられるわけでもなく、適度な距離感(ソーシャルディスタンス?)が取れた。
なぜそういう距離感が取れたかと振り返ると、
・相手を立てる
・自分を下げない
ことかと思う。
誰の事も下げない
これは日頃の人間関係や仕事にも共通することなんじゃないかと思う。
日本の文化として自分を下げて相手を上げる。的なものもあるが、自分をあまり下げてる人とは付き合いたくなくなる。
自分を下げることを、言われた側としては、最初は「そんなことないですよー!」とか言って反応するが、あまりにも回数が多いと反応がめんどくさくなる。(とか言ってはダメか?)
言い方を変えると
・相手を立てる
・自分も立てる
なのかと。
中学生当時、こんなこと考えてやってなかったが、防衛反応からめちゃくちちゃ空気を読んで、結果的にこれを実践していたと思う。
スポーツテスト
あとひとつ、理由があるとしたら、スポーツテストの懸垂。
当時、踏み台昇降運動とかをするスポーツテストって言うのがあって、懸垂で16回やったこと。
水泳部だったから腕の筋肉が強かったらしい。
その16回がやんちゃな人たちのリーダーと同じ回数で、リーダーはボクシングもやっていた。
たまたま同じ回数なのだが、リーダーの回数を超えなかったのも良かったかも知れない。
当時から割と空気は読める方だ。
こんな理由が?と思うかも知れませんが、中学生ってそれくらいかわいいものなのかも知れない。
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