記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

[ゲームの感想] ゴーストトリック、めちゃおもろです

 こんばんは、ディースです。


 今日はゲームの感想回です。クリアしたゲームは感想文を残そうって思いました。ゲームをクリアする度に頑張って書こうと思います。



 いざ書いてみると結構長くなりましたが、ネタバレ無しの感想とネタバレありの感想で分けています。これからプレイする予定の人 or 評価を見てから決めようと思っている人はネタバレ無しの前半部分まで読んでみてください。



 ゲームの概要は公式ページを見るのが一番良い↓


 と言いつつ簡単にまとめると↓

 ある晩に謎の死を遂げた主人公は幽霊となり、魂が消滅してしまう次の朝までに、なぜ殺されたのか、一体何が起こったのか、そして自分は何者なのかを解き明かすために、死者の力を使ってモノにトリツキながら一晩の謎を追っていくストーリーです。



ネタバレ無しの感想

 正直な感想、このゲーム面白いです。みんなやった方が良い。

主人公の死から始まる


 導入が死からってのは面白いですね。しかも自分はもう手遅れなので早々に諦めて、今にも撃たれそうなレディを救うために頑張る…というなかなかの紳士ぶりです。



 最初はトリツクのシステムに慣れないところもありましたが、とりあえず何かやってみるとちゃんと結果が返ってくるので、その1つのきっかけからじゃあ次はこうやろう、次はあれをやってみようとどんどん繋がっていきます。まるでピタゴラスイッチのように進んでいく様が気持ちいいです。途中に挟まる会話がいい感じにヒントをくれるので、基本的に迷わず進めました。

オリタタミベッドにトリツク
次のモノにトリツクために道を作りたい
ベッドを開いて解決


 後半は少し難易度が上がりますが、それでも割と直感的に進めるので、詰むような心配はないと思います。トリツク操作に慣れてテンポ良く進めるようになると、これが気持ち良く楽しいです。



 キャラクターや会話のやり取りもコミカルで面白いです。特に会話はテンポが良く、流れるように読めます。ここら辺は逆転裁判のような感じです。あのゲームが好きならこちらも好きだと思いました。

 キャラクターのプロフィールとかストーリーが進むごとにちょいちょい更新されるので、それを読むのもまた面白いです。芸が細かい。

キャラのニックネーム?がおもしろい



 ストーリーに関してはネタバレありの方で詳しく。

 全てクリアしたときに謎が全部解けてちゃんとスッキリできました。最後に一気に伏線が回収されるあの感じが好きな人には堪らないはずです。


 ストーリーは一本道ですし、導線もしっかりしているので10時間くらいでサクサクと全章プレイできると思います。章も細かく分かれていてそれぞれのボリュームもそこまで大きくないので、ちょこちょこ進めていくにも良いと思います。私はやればやるほど続きが気になって、尻上がりに速く進んでいきましたが…。

 本当に、やればやるほど先の展開が気になってしまうので気を付けた方がよいです。1つ謎を解いてもまた新たな疑問が浮かんで、ストーリーがどんどん広がっていって、最後にはあれもこれも全部繋がってたーー!!ってなります。この感覚、最高。



 ネタバレ無しの感想はこんなところで。

 ゴーストトリック、ぜひプレイしてみてください。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。





 




 ここからはネタバレ注意















ネタバレありの感想

いさましき、小動物クン


 ミサイル可愛すぎな!!!!


↑可愛い
↑可愛い


 まさかこのワンちゃんがキーパーソン(ドッグ)だったとは。

 ストーリー序盤で会ってから、だいぶ空いて(とは言っても一晩ですが)再会することになるのですが、何度もこの小動物クンに助けられます。

別れたあとも頑張っていた
まさかのミサイルも死者の力を得て再会
終盤もしっかり活躍


 トリカエの性質上、同じ形に見えることが鍵になるのですが、ミノくんや弾丸など見覚えのある形が何度も登場する展開が結構好きです。1度解いた謎を少し見方を変えてもう一度使う展開は個人的にツボです。

 ミサイルのトリカエ能力とシセルのトリツク能力が組み合わさった後半はやり応えがありました。トリカエをフルで使って、爆発を避けて、撃たれたように見せるトリックは特に面白かったです。



 ミサイルの活躍は目を見張るものがありましたが…

10年後のミサイル


 そもそもゲームが始まった世界がすでにミサイル(クネリ)によって過去改編された世界でした。な、なんだってー!


 最後の最後に明かされたミサイル(クネリ)視点での物語は驚きました。でも確かに筋が通っている。

 目の前でご主人様を守れず(ただのポメラニアンだからしょうがないけど)、死者の力を得てヨミエルまで辿り着いて過去に戻るもトリカエだけじゃどうにも出来ず、協力者を求めて10年間待つ。それもひとえにご主人様を救うため。健気すぎる。


 ミサイル(クネリ)のスピンオフとか面白そうだなって思いました。



 ミサイルに限らず、そうだったのか!とびっくり納得させられる展開が何度もあり最高でした。

 まずは主人公のシセルが死んでいる最初のシーン。

最初のシーン


 これがそもそもミスリードでした。



 シセルの正体は、印象的な赤服の死体の後ろにあるバスケットの中で撃たれて死んだ黒猫です。

黒猫のシセル、赤服はヨミエル


 最後の最後に、やっと自分の正体が分かります。そして自分だと思っていた赤服はヨミエルという実質飼い主。

 ヨミエルとシセルの最後の会話のときは、今まで自分が操作してきたキャラ(ヨミエルの姿)が猫のシセルに語りかけるのは、ずっと動かしてきたプレイヤーだからこそなんだか奇妙な感じがしましたが、今までの話に一本の筋が通ってスッキリしつつも、心あたたまる話で良かったです。お互い似た者同士。


 ストーリーを通して、自分が何者なのかという謎がずっと立ちはだかるのですが、終盤の自分が赤服ではないと分かるところ辺りで、今思えば推理できたな~と少し悔しいです。

 死者の世界では自由に姿を変えられる(死者の世界で初めて目覚めたリンネが自分をカバネラだと思い込んでその姿になっていたり)、死者の世界では考えていることが伝わる(犬のミサイルと普通に会話できていたり)、人間なら当たり前に知っていそうなことを知らない(記憶喪失のせいだと勘違い)などなど、確かに引っ掛かる点が所々ありました。


 スクショ撮るためにプレイし直してたら猫っぽい発言も見つかりました。多分もっとあるんだろうな。

ネズミを追いつめるマダムを見て
この時はまさか猫だからとは思わなかった



 他にもこの密室殺人の仕掛け。

5章の殺人マシーン


 この仕掛けが再び登場したときも驚きました。誕生日を祝うような動きと、しかし最終的に発砲に繋がるなんとも不気味な装置だったのが印象的でしたが、それもちゃんと繋がっていました。過去の不可解な銃撃事件を再現して研究していたのね。ここから別の死者の力の存在に繋がるのは驚きです。

 一度出てきた仕掛けが別のところでまた使われている、個人的にツボってやつです。

EDでは本来のハッピーな仕掛けになるのもいいね



 全然別の関係ない話だと思っていたものが後の話に繋がる、という点と点が線になるような体験が数多くあり、その度に気持ち良くなれました。一晩でいろいろな人に会い、何度も運命を変えていくのですが、それらが全部束なって、最後の展開に繋がるので本当にスッキリしました。伏線回収が鮮やかすぎます。


 感想を書くために気になる章をプレイし直しましたが、やっぱりいいゲームだと思いました。これはオススメできます。

 このゲームをプレイして本当に良かったです!









 でもこいつらは許せねえよ…



 多分プレイ済みの方がここまで読んでくださったはず。きっと私と同じような感想の人もいれば、また別の感想だったり気付きがある人もをいるはずなので、そんな話を聞いて/読んでみたい。

 とりあえず解説記事とか読んでみようかな。


 ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。


 ではまた明日✋


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?