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2010年ヨーロッパ10ヶ国45日間の旅


この記事を書き始めたのは5月の半ばだったのですが…少しづつ書き進めている間に、移住についても状況がどんどん変わり、そうこうしている内にもう6月。

今回は移住の話から少しそれますが、私が宿屋をやりたい、と思い始めるきっかけになった旅のお話です。

実はこの記事を書こうと思ったのは、引越し支度でクローゼットの整理をしていたら10年前の旅日記が出てきたから。

なんだか今、その時の状況や気持ちに近いものを感じています。
20代の最後の年、人生の転機となる旅の道中に記した日記。

当時を振り返ってみたいと思います。
少しの間、お付き合い頂けたら幸いです。

「世界旅行に行きたいので、仕事辞めます」

ざっくり言うとそんな感じで仕事を辞めたのが、2010年春のことでした。

当時、都内レストランでウェディングプランナーとして働いていた私。
毎週末の結婚式に向けて準備や打合せや当日のディレクションと、休む間もなく半年先まで予定が続く毎日を過ごしていました。

仕事自体は好きだったし、職場もスタッフも、居心地は良かった。

でも…

大学のころから好きだったのに、
旅行に全然行けてない!
遠くに行きたい!
休みたいけど長期休みなんて取れない!!!

そんなフラストレーションが爆発して発令されたのが、冒頭の台詞。

そこからは仕事の引き継ぎや旅の準備、引越しなど慌ただしく過ぎていったのでした。

ヨーロッパ一周旅行、旅のルート

そうして退職して時間が取れたところで、実際旅に出るならどこに行こう?

南米、アフリカ、北欧、インドも行ってみたいしアメリカもハワイすら行ったことがない。

行きたい所は挙げたらキリがない。
でもせっかくたっぷり時間があるなら、じっくりヨーロッパを見て回りたい!と思って立てた計画が、こちら。

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めっちゃザックリ。。。

とりあえず買った『地球の歩き方「ヨーロッパ」』(エリア、広っ!!)の白地図をコピーして、行きたい都市を丸して繋ぐ。
このルートをベースにして、後はその都度寄りたい場所、やりたい事を足して行こう!という、計画と言えるのかわからない位の計画でした。

ロンドンスタートにしたのは、他の言語よりは英語圏の方がハードルが低い気がしたから。
(英語もあんまり喋れないけど理解は出来る、はず。)

しかし、気になる都市を丸して行ったら各国主要都市のほとんど…
行ったら行ったで立ち寄りたい所が増えて、結局毎日移動の大忙しの旅になってしまいました。

ちなみにイタリアは、大学の春休みに『20日かけてローマ・ベネツィア・フィレンツェ・ミラノに行く旅』をしたので今回はスルー。
その頃から旅行の時間の掛け方が若干おかしかったんだな。

そして出発前の45日間のスケジュールがこちら。

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ほんとに舐めてる?と言わんばかりのザックリカレンダー。

行き帰りの飛行機と、ルートを決めた時にリスボン→パリはLCCでと決めたので、その時点で取った航空券のみが確定のスケジュール。

それ以外は書いてある以上に未定でした。

ヨーロッパ一周旅行、旅の装備

ルートよりもスケジュールよりも、さらにシンプルな旅の装備がこちら。

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Karrimorのスーツケースが旅の相棒!

たぶん"airport pro"っていうシリーズ。40L?もう覚えていない。。。
おすすめポイントは
・ソフトタイプで裏側に肩紐が収納されていて、そのまま背負える。
(重くて一度しか背負わなかった)
・表面に取り外し可能なリュックが付いている。
(飛行機や宿では取り外して使ってた)
・なんかかっこよくて好き。(笑)

荷物はこれと街歩き用の小さいショルダーバッグのみだったので、
「それで1ヶ月半!?」と、どこに行っても驚かれたました。

そして、中に入っていた荷物の全容。

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計画段階のメモですが、実際もほぼこんな感じでした。
ソムリエナイフ …持ってったっけ??笑

ヨーロッパ一周旅行、旅のバイブル

持って行ったガイドブックは、『地球の歩き方「ヨーロッパ」』と『トーマスクック』のみ。

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とにかく旅行中大活躍したこの2冊。

知ってますか?トーマスクック。
時刻表のバイブル!!見てるだけで楽しい。
乗り継ぎとか妄想して、ヨダレ出る。
今どき時刻表の見方なんて分からない人も多いんだろうな。

地球の歩き方は、必要なページだけをちぎって持ち歩いていました。
しかも道中で捨てて行ったので、帰る頃には切り刻まれた無残な姿の数ページが残るのみ。
(他の誰よりもあの一冊を使い込んだ!)

その他では、それぞれの街に着いた時に観光案内所で無料の地図をもらいました。
見どころの観光スポットは絶対に載ってるし、英語の地名も分かるから行動しやすい。

載っている情報以上に、日本人女子のひとり旅で危険に対して超警戒していたので、少しでも「旅慣れた感」を演出したいとの思いから日本語のガイドブックは持ち歩きませんでした。
(単純に荷物を減らしたいのも一つの理由)
効果の程はわかりませんが、1ヶ月半の間大きなトラブルや危険には出会わずに帰って来れました。

ヨーロッパ一周旅行、いよいよ出発?

さっぱり宿の話が出てきませんが。

事実、日本を発つ前はロンドンの宿しか取っておらず、ユースホステルやゲストハウス にその都度泊まろうと思っていました。
その為にユースホステルの会員になったり。笑

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(実際何度か泊まったけど、カードの出番は無かったような…?)

書いてる内にどんどん当時の事を思い出して、書き留めておきたくなってしまいました…10年も経っているので、ヨーロッパの情勢や旅事情も変わっているのだろうけど、ひとり旅ってどんな感じ?とか、行ってみたいけどなんだか心配…とか思ってる方の参考に、少しでもなればいいかな。
もしくは「無茶な旅するなぁ(笑)」とか笑い飛ばして頂いても。

ともかく、出発です。

今日のnoteの結びは帰国後の、旅日記を。

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(スケジュール、ぎゅうぎゅう!)

なんだか宿の話からかけ離れていく予感しかない!笑
よろしければ、しばらくお付き合いください。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます! 楽しいチャレンジをたくさんしていきます😆✨