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言葉のチカラ~ジンテーゼ~

こんばんは、チーママやよいです!まずい、非常にマズイです。
ただいまの時間10時15分すぎたところです。
娘が11時には寝よーと声かけてくるのに、まだ何も書けていません。
って、こんなことを書いている場合ではないですよね。。。

東京の書道教室 書道のはな*みち 主宰 スパルタ書道家 高宮華子先生の双子の姉、はな子ママのラジオ番組「はな子ママのお部屋」を聞いて、学んだこと、気づいたこと、感じたことなどを愛弟子兼チーママやよいの独自の視点も加えて書き連ねていきます。はな子ママのお部屋のnote支店としてもご活用ください。

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書道のはな*みち きれいな字が書けると人生はもっと美しくなる

日頃、アンチという言葉をよく耳にするようになりました。

では、アンチってなあに?
とまず思ってしまったので検索検索っと。
アンチの意味は、反対対抗ですって。
”アンチという言葉の後ろに別の単語を組み合わせることで、その単語の反対、対抗を示すことがある”ということでした。

テーゼ正論
アンチテーゼ反論
となります。

例を出しますと、
”日本人は優しい”がテーゼ
これに対して
”日本人は優しくない”がアンチテーゼ

その正論というのは、話す人にとっての正論です。
なので、世の中にとっての正論ではありません
自分が主張したいことが、”日本人はみんな優しいと思っているよ”とすると、これがテーゼとなり、
”日本人はみんな優しくないよね」というのがアンチテーゼになります。

ディベートという言葉があります。
これは、特定の論題に対してあえて異なる立場に分かれて議論をする手法のことです。
意見には、賛成と反対が成立します。
一部は、わからない、中立だったりします。
最後に、賛成と反対を融合して新たな意見を出していくことをジンテーゼといいます。
先ほどの例で言いますと、
”日本人は優しくもあり、優しくもない”
これがジンテーゼですが、わかるようでなんだかよくわかりませんね。

そこから、
日本人は優しい人もいれば、優しくない人もいる
というように話の展開を持っていくと、一気にみなさんのことを納得させられることができる言葉になります。
また、自分の言いたいことも、左右にふる、つまり、賛成と反対にふることでわかりやすくなります。

発信していて、書いているうちに、”自分の言いたいことがよくわからなくなってしまった”と言う人がいます。
これもまずは、自分の意見を述べます。
そして、自分の中で反論がなくても、他の人は反論があるだろうなと思ったら、その反論を書いてみます
そして、最後にこれを融合すると、わりとみなさんにとって納得がいく答えになりやすいです。
答え探しが発信ではないですが、このようにジンテーゼを使っていくと、表現の一つの落ち着き方としては有効かもしれません。

例えば、スピーチのはじめの挨拶。
「みなさんおはようございます」
初めましての方も、初めましてでない方もいらっしゃると思いますが、よろしくお願いします。」
と挨拶します。
そうすると、その場の全員が一致します。
データを取っていなくても、どっちかしかありませんから。
そのように言うことで、
全員に言葉の矢がささります。
そうすると、みんなが意識を向けて、自分の話を聞いてくれるようになります。
スピーチされる方がいらっしゃいましたら、使ってみてくださいね。

このジンテーゼの手法は、人の目を気にする人にとってはすごくいい方法かもしれません。
何か自分の考え、意見を発信したい時、
”○○さんって、そういうふうに思ってるんだ。”
”この人、こういうふうに考えてるんだ”
否定的に捉えられたらイヤだなと気持ちが働くと書けなくなることがあります。
そういう時は、上述しましたように、まず自分の主張を書いたあとに、くる反論を予想して先に書いてしまいます。

言葉は全部いろいろな取り方ができますので、反論をゼロにすることはできません。
アンチを作らないこともできません。
人気が出れば出るほど、アンチが増えるのもある程度仕方がないことでしょう。
けれど、そういう時、伝えべたの人は、そういうアンチのことを考えて表現できなくなってしまいます。
それはもったいないことです。
だから、表現したいのであれば、こういう弁証法を使っていきましょう。

テーゼとアンチテーゼを融合します。
”もしかして、イヤな思いをしてしまった方もいらっしゃるかもしれませんよね。優しい人も優しくない人もいるかもしれません。でも、それでも私は日本人は優しいと信じて生きていきたいと思います。”
というようなことを書いていきます。

反論は、押し付けすぎるから、どっちが正しいかどうか問題になってしまいます。
論点はそこではないのに、お互いの価値観を認め合えたらいいのに。
自分の主張が強すぎると、アンチも燃え上がってしまいます。
それが目的であえて炎上させたい人も中にはいます。悲しいことですが。

来るかどうかわからない反論や批判を先に考えすぎて、行動できないのであれば、このように包囲網を作っておきます。
そうすると、全員の気持ちが救われますね。

特定の人を呼ぶと、じゃあ呼ばれていない人はどうなんだろう?と思うとピンが立ちません。
逆にみんなとなると、話の内容がぼやけてしまう時もあります。
かけっこで、全員が優勝!となるとそれはそれで違うように、あえて勝負には順位が必要なこともあるでしょう。
1.2.3位と順位をつけることにも意義はあります。
その時もこのジンテーゼを意識して話すことでみんなが救われることもあるのではないでしょうか。

アンチという言葉がかなり有名なのに対し、このジンテーゼという言葉は日本ではあまり広まっていないように思います。
ぜひ、参考にしていただければと思います。

それでは最後に恒例の


今日の水書き書道のコーナーです!
今日の草書はこちら!
何の漢字でしょうか?

正解はこちら!
まずは行書で

次は楷書で

でした!
千字文という本をお手本にしています。
ふだん書いている楷書と少し違いますね。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!

おやすみなさい✨

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