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儒教からの学び~知の融合~

こんばんは、チーママやよいです!
今日は京都も雪が降ったみたいですね。寒そうですが、ゴールドが眩しい!今日の京都の金閣寺の写真です。少しアレンジしちゃいましたが。
12月中旬にこんな雪化粧は珍しいかも!

東京の書道教室 書道のはな*みち 主宰 スパルタ書道家 高宮華子先生の双子の姉、はな子ママのラジオ番組「はな子ママのお部屋」を聞いて、学んだこと、気づいたこと、感じたことなどを愛弟子兼チーママやよいの独自の視点も加えて書き連ねていきます。はな子ママのお部屋のnote支店としてもご活用ください。

はな子ママ、華子先生のことをもっとお知りになりたい方はこちらにアクセスしてみてくださいね。

書道のはな*みち きれいな字が書けると人生はもっと美しくなる
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今週は儒教のお話をしています。

孔子さまの学び、儒教に大きく影響を受けた偉大な方たちは多いのではないでしょうか。

例えば、渋沢栄一

日本資本主義の父ですね。ちょうど今『晴天を衝け』を観ていらっしゃる方も多いかも?

彼も、儒教の考え方や道徳観を経営に活かしたのではないかと思います。

他には、松下幸之助

彼は、松下電器産業(現パナソニック)の創業者です。水道哲学が有名です。

あるインタビューで「経営者の条件は何ですか?」と聞かれた松下幸之助は、こう答えたそうです。

運が強いこと。運を強くするには、徳を積むことだ。」と。

彼はタイミングもよんでいました。

物事をうまく運ぶにはタイミングが大事ですが、それをしっかりと活かすためには徳を積むことが大事です。

あの人だから

この人だから

というベースに信用が表れていきます。

礼儀をつくすことで相手から信用され徳が積まれていくのですね。


多くの人に広まった儒教ですが、実はこの教えが受け入れられない時代もありました。

孔子さまの時代から1千年くらいたった時です。

1400年代、儒教は古いよね!という考えが広まった中、生まれたのが、

朱子学陽明学(知行合一)です。

朱子学は宇宙論。つまり、宇宙の根本の原理がルール、理(ことわり)として、物質とその中に入っているでこの世界は形成されている、という考え方です。

学びとしてはずいぶんダイナミズムになってきました。

変化しながらも孔子さまの教えは脈々と続いていったのです。


学びとは、もともとの考え方があって、いろいろ体系化されたり、お弟子さんが学びを膨らませたりしながら続いていきます。少し形骸化してしまったり、その時代にその学びが受け入れられなかったりすることもあるでしょう。また、素晴らしい教えであっても、それを批判的に受け継ぐお弟子さんも時として存在します。

これは、西洋も東洋も変わりません

ただ、そもそもの学びは誰もが自分の思想をゼロから生み出したものではなく、それまでの伝統や文化、当時の宗教、思想を経て、仏教や儒教、いわゆる宗教の大きな教えは生まれていったのです。

大事なのは、今この時代に、西洋哲学一辺倒で進んでいくのには限界があります。かと言って、東洋思想だけに向かっていくのにもまた違和感があります。

先人たちは古きに新しきを取り入れて革新を起こしてきました。

これは書道の文化においても全く同じことが言えます。

書体が増え、いろいろな書家が書き、そこに政治が絡んでいく中で、良いものだけが残される。古き良きものが残り、悪しきものが淘汰される。そして、新しい時代になり新しい考え方が入って、ダイナミズムになっていく。それが支持されまた残っていく・・・。

このように伝統や文化は革新の連続です。革新されていくからこそ残り続けるのですね。

つまり、書道の4千年の歴史の中で、最初に生まれたものが今もただ残っているわけではありません。いろいろな人が関わる中で良いと思われるものは進められていき、悪しきものはその時代の中で淘汰されていきました。

常にイノベーションが起きているのです。

私たちは東洋人なので、東洋思想を学びながら西洋哲学と比較しつつ、視野や考え方が広がっていきます。

その中で私たちがこれからどうしていけばいいのかが見えてくるのではないでしょうか。

西洋哲学を知り、東洋思想を見直して、その中でこれから先の未来に自分がどうやって向き合っていけばいいか、答えはないけれど、自分の人生哲学になっていくのではないでしょうか。

哲学ははっきり言って、難しいです。わけがわからないと思う人も多いでしょう。

ただ、これだけははっきりしています。

全ての人は素晴らしくて、全ての人はきちんと価値を持っていて、全ての人は才能を持っている。

これは間違いのない前提です。

自分の考えは自分の脳の中の限界です。

自分の脳みその限界は決まっています。いろいろ考えたりするけれど、脳のキャパはある程度決まっているのです。

だからこそ、日々いろいろな考えに触れたり、自分で進化していくように努力していかないと自分の脳みその中は形骸化していってやがて終わってしまうことでしょう。

いろいろな人とふれあって、話して、信頼関係を築いていく中で自分というのは成長させていくことができます。

だから、自分はここにいなくて、人の中にある。

そういう考えもあるから哲学から影響を受けるということはとても大事なことです。


このような想いで、はな子ママはこれまで西洋哲学や東洋思想などいろいろなことを話して教えてくれました。

自分の哲学を作っていくためにも、いろいろな考えや哲学を知ることがとても大切なことなんですね。少し意識するだけで、学びや気付きにあふれた毎日になりますね。私は、その気付きや学びを一言日記として毎日記しています。ほとんど反省会ですが、書くだけでもやもやがなくなりすっきりします。

それでは、最後に恒例の

今日の草書コーナーです!
冠がヒントです!

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正解はこちら!
まずは行書で

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次に楷書で

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でした!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
おやすみなさい⭐

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