雑記 93 国境のトンネルを抜けると

画像1 国境の長いトンネルを抜けると雪国であった、、、、、(こちらは昭和7年のトンネル)。川端康成が越後湯沢に来たのは、昭和9年。
画像2 今のトンネル。
画像3 トンネルを抜けると、間違いなく、トンネルに入るまでの景色と違い、雪国の装いであった。
画像4 ただ、雪の中に立ちたくて、来た。様々な事が重なって、気持ちが晴れ晴れとしない。こんな時には雪。雪に限る。私は、どうも昔雪女だったらしい。秋が過ぎて冬が来ると、ガッツポーズをしたくなるほど嬉しい反面、雪らしい雪もなく冬が緩んで春になると言うのが、心底憂鬱である。この先の、春、夏が乗り切れない気がする。冬のうちは、いつもなら元気であるのだが、今年は色々な理由で、塞ぎ気味。救ってくれるのは「雪」しかない。
画像5 映画は、池部良、岸恵子主演。
画像6 東京駅にて。
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画像8 新幹線の乗客はまばら。中野駅みどりの窓口で切符を購入。中に入れば、8号車の、8A、8B、8Cの席。駅員さんの粋な計らいか。「大人の休日倶楽部」を使えば、交通費は往復で9800円。越後湯沢のロープウェイは片道2000円。往復で4000円もするのだ。
画像9 歴史民俗資料館。
画像10 猫つぐら。雪国では、囲炉裏端で、猫も温まる。赤ん坊も、綿の入った着物を着せて、左隣の丸い入れ物に入れる。
画像11 私にとっては、珍しい、と言うより、懐かしい。昔の話、というより、馴染んだ日常。何故だろう。
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画像13 夜、宿に入り、心が落ち着いてきた。通りの食事処はどこもスキー客で満席。予約をしていかなかったのでことごとく断られ、駅まで歩いて、中の店で済ませた。積もるにはあまりに細かい粉雪が降りかかってくる。日の暮れた町の坂道を歩きながら、自然から癒されているのを感じた。来てよかった。
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