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いつまでサンタを信じていい?
サンタのカードが100圴に!?
ムスメがサンタさんを信じていたのは、小6のクリスマスまででした。
流石にそろそろ勘づいているだろうと思われる節が沢山あったので言ってしまったのですが、まったく疑っていなかったのは驚きでした。
よく言えば純粋で、悪く言えば世間知らずなのでした。
我が家ではクリスマスに私がいろいろ演出をしていて、サンタのプレゼントには、毎年サンタの直筆メッセージ(英語)という設定のカードをつけていました。
100均で買ってきたその小さなクリスマスカードは、一袋に沢山入っていたので、毎年使えて重宝しました。
随分昔に買っていたものだったので、まさか何年もして同じものがまた売られているとは知らずに、ムスメと100均でお買い物をしていたら、ムスメがそのカードを見つけて驚いていた日には、流石にバレたと思っていたのですが、ムスメはそれでも気づかない人だったのです。
私の子供の頃は、サンタさんを信じていた時期は、かなり幼い頃で短く、時代もあったのかもしれませんが、親が演出するなんてなかったので、早くからクリスマス・プレゼントは親からだと知らされていました。
子供でも分かるはずの暗黙の常識
直接言われなくても周りの様子などから、なんとなく分かるってことはありますが、ムスメには見ただけで分かる「それはそういう意味」という自動的な共通認識というものがないので、意味付けができないのです。
『そんなことも分からないの』と思われてしまうこの暗黙のルールですが、これを知らないで成長してしまうと、本人も周りも大変なことになるのです。
発達障害が分かる前から、知っていて当たり前というようなことを知らなくても、恥と思わずオープンに言って笑い合おうといつも自身のないムスメに言っていましたが、ムスメは分からないことがあることを恥だと思い、笑われるのは死ぬほど嫌だと言う人なので困りました。
ムスメがよく「普通の人になるマニュアルが欲しい」と言うように、暗黙のルールを事前に学べればいいのですが、生きていくうちに自然と体得していく暗黙のルールは数知れなくマニュアルにするのは無理でした。おまけに、どんなことを知らないのかさえ分からないので、大体何かが起きてから知らなかったことに気づくというパターンになってしまうのでした。
サンタからのプレゼントが実は私からだったと知って、ムスメはかなりショックを受けたと言っていましたが、彼女の場合、言わなければ大人になっても信じたままだったでしょうから、外で恥をかくよりは、事前にいいタイミングと思われる時に教えて良かったと思っています。
ムスメがとことんサンタを信じてくれていたお陰で、我が家には他にはない楽しいクリスマスの思い出が実は沢山あるのですが、それはまた別の機会に書きたいと思います。そして、今でもクリスマスが来る度、その時の話をして笑い合えるのは幸せなことで、これもでこぼこ特性のお陰なんだろうなあと思っています。
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