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転職エージェントの面談とは?持ち物や聞かれること、キャンセルはできるのか?など解説

こんにちは、転職経験者、元キャリアアドバイザーのややこです。

転職エージェントに登録したはいいものの、面談ってどんなのだろう・・・?
何を持っていけばいいの?服装は?どんなことが聞かれるの?

初めてエージェントと面談される方は、「面談」に際して、たくさん気になることがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、エージェントとの面談で聞かれることや、持ち物、面談後の流れなどを詳しく解説いたします。

1. 面談とは?

転職エージェントに登録すると、多くの場合「面談」が設定されます。
この面談とは、企業が行う「面接」とは異なり、転職エージェントの担当者とともに「これからの転職活動を相談するコミュニケーションの場」です。
あなたの経歴の棚卸しし、これからマッチする企業を見つけにいくファーストステップですので、気負わず、気軽に話されることをおすすめします。

もちろん、話したくないことまで無理に話す必要はありません。
ただ、意外にも「こんなことまで話して良いのかな?」「実は・・・」と思う内容の中に、あなたの深層心理が隠れている場合もあります。
キャリアアドバイザーと話すうち、「もっと聞いてほしいな」と思ったら、いろいろとオープンにお話しされることをおすすめします。

2. 面談の方法

一般的に「対面面談」「電話面談」の2種類があります。
「対面面談」は、直接転職エージェントまで行き、面談ルームと呼ばれる個室で、キャリアアドバイザーと1:1で話すパターンです。所要時間は30分~最大2時間ほど。
「電話面談」は、指定の時間になったらエージェント担当者から電話がくるパターンです。同じくキャリアアドバイザーと1:1で話します。所要時間は10分~最大1時間程度です。

どちらになるかは、エージェントとあなたの住まいとの距離、時間的な都合、転職時期、紹介できる案件があるか、など様々な要因で決定します。
また、残念ながら、紹介できる案件がない場合は面談が設定されないこともあります。

3. 面談の持ち物や服装

面談に際しての持ち物は、「筆記用具」くらいです。A4サイズの資料が配られる場合もあるので、大きめのカバンを持っていくのもおすすめです。
また、面接ではないので、普段着で問題ありません。
誠意を見せるため、スーツで!と書いてあることもありますが、私がキャリアアドバイザーをしていた企業ではジーンズでもスニーカーでも問題ないと伝えていました。

ちなみに、あえてスーツで来られる方もいました。
今持っているネクタイやパンプスの色、髪色、ネイルなどが面接に際して大丈夫かどうか確認してほしいとのこと。エージェントは服装チェック大歓迎です。
もちろん、新卒の就職活動で使用したリクルートスーツでも全く問題ありません。

4. 面談で聞かれること

転職エージェントやキャリアアドバイザーによって少々異なりますが、面談で聞かれるのは以下の5つがメインです。

① 基本的な情報 ※登録時に入力しているので、簡単な確認のみ
② なぜ退職したいのか
例:接客に疲れた、数字や目標を負うのが辛い、キャリアアップしたい、人間関係で悩んでいる、やりたい仕事があるなど
③ いつ頃の転職を考えているのか
例:202x年3月で退職が決まっている、冬のボーナスをもらってからなど
(なんとなく早めに辞めたい、いずれは辞めたい…でももちろんOKです)
④ 希望の業界や業種はあるか
⑤ 学生時代や現職でのことについて

面談方法や面談時間によって、どのくらいまで深堀されるかは様々です。
ただ、ほとんどの場合、会話形式であなたが話しやすいように面談は進むので安心して臨んでください。

5. 面談当日に企業案件の紹介はあるの?その後キャンセルしてもいいの?

転職時期が迫っている場合、面談当日にキャリアアドバイザーから案件を紹介されることがあります。それは、中途採用というものは新卒採用と異なり、企業にとっても、求職者にとっても短期決戦だからです。
中途採用で、企業が求人を出す多くの場合が、「新しい部署の人員が足りない」「リーダーが辞めてしまったからすぐに欲しい」など、早く何とかしたいという状態。
いい人がいたらすぐにでも採用したい、という気持ちがあるので、今日募集があっても来週には無くなっているということは往々にして起こりえます。
こういった理由から、エージェント側は、あなたにマッチしていると思った企業がある場合は、当日に紹介するのです。

ですが、その場で応募しないといけないわけでは決してありません。
帰宅してから検討したり、分からないことはエージェントに確認したりするなどして、他に紹介された企業や自己応募も併せて比較検討してみてください。

また、面談後、「ちょっとこのエージェント担当者とは合わないな・・・」と思ったときは、遠慮なく希望を言う、次回のアポイントをキャンセルする、フェードアウトするなどしても全く問題ありません。

6. まとめ

転職エージェントとの面談について、面談方法や面談内容などをまとめました。

新卒の就職活動とは異なり、職歴内容からあなたを深堀することが多い転職活動では、こういったエージェントとの面談は一つの自己分析にもつながります。
これまで頑張ってきたこと、弱み強みなど、面談で新たに棚卸しをすることで、意外な新しい自分が見えてくる場合もあります。
面接のようで不安や緊張もあるかもしれませんが、気負わず気軽に相談してみてください。

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