【二次創作】飽きられないサークルになるために!【副業で同人活動】
「周りのサークルと比べて自分の本が売れない」
「ジャンルから人が減ったのか、自分から人が離れたのかわからない」
「ジャンルの人口は増えたのに自分の本は配布数伸びない…」
数年以上同人活動をしていたら、こんな悩みを持ったことが誰しもあるのではないでしょうか。
「そんなに私の新刊面白くなさそう?」
「表紙が悪かったのかな?それとも内容がだめだった?」
「私嫌われてるの!?」
と、不安になってしまうことも時にはあると思います。
私YAYAにも過去経験があります。
そんな時は焦らず、何が原因であるかを分析することが重要です。
今回の記事は「飽きられないサークルになるため」「飽きられたと感じるならばなぜ飽きられているのか」を考察し、問題点を改善していく内容になります。
悩んでる方がいましたら参考にしてください。
①ジャンルはまだ人気なのに自分への反応が薄れてきた場合
ジャンル人口は減っていないのに自分の本の配布数が減った/伸び悩んでいる場合です。
ジャンル人口の増減は単純にイベント時のサークル数等で解るでしょう。
これについては大まかに言うと原因が3パターンあります。
1.自分よりもクオリティ高い本を出すサークルが複数人ジャンルに入ってきた。
2.自分の作風がジャンルの作風と合ってない。
3.自分の出す本のクオリティが下がっている。
個別に対策を箇条書きにします。
1.自分よりもクオリティ高い本を出すサークルが複数人ジャンルに入っていた。
→自分もクオリティを上げるしかない。
買い手のお金も有限なので、酷な言い方ですが「買うことを切られたサークル」になってしまった状態です。
対策としては、クオリティを上げていくしかありません。残酷な現実です。
文章力や画力はすぐには上げられないことも解っています。
なのでクオリティ高いと買い手に思わせる方法は「原稿期間を長めにとった長編」を作る方法や「すごく丁寧に書かれてる/描かれてる本を出す」等があります。
連発して本を出すことよりも「丁寧さ」勝負をすると「この人のジャンルへの愛すごいな」と買い手に思われやすいです。
Twitter(X)で日々推しへの愛もポストすることです。主語が自分のポストではなく、主語が推しになるように文章を作ってください。
「ジャンル愛ありそうな言動」は時にクオリティの優劣をも超えます。なによりジャンルの人達から愛されます。是非試してみてください。
2.自分の作風がジャンルの作風と合ってない。
→自分よりも売れてるサークルはどんな作風の本を出しているのか調べ、作風を少しずつ変えていく。
ジャンルによって人気になる作風というものが存在します。ブクマが多い人気の小説/漫画をpixivで調べましょう。
ジャンル参入初期は「この人どんな話書く/描くんだろう」と作風が読み手の口に合わなかったとしても「試し買い」をされることが多々あるため自分の作風がジャンルに合ってるのかどうかが解りにくい時期があります。
柔らかい線でポエム風にした本が人気なんだな、このジャンルはオールキャラギャグ本も人気なんだな、このジャンルって女体化も人気なんだ等です。
自分の作風の幅を広げるためにも(間違ってもトレパクではなく)売れている他人の良い部分は盗んで学び、自分の本にも反映させていく必要があります。
受験の時の「傾向と対策」を見る気分で、他サークルの売れてる小説/漫画を冷静に観察してみましょう。
この作風の創意工夫/改革は、今後他のジャンルに行く際も自分自身の糧になり残ることなので決して無駄にはなりません。
3.自分の出す本のクオリティが下がっている。
→自分自身のやる気が落ちてきたり、メンタルが弱るとクオリティが下がりがちです。
長年同人活動をしてきた中で、じつはこれが一番部数の減退に関わってきていると思います。
周りのせいというより自分自身のメンタル/気持ちのせいで部数が下がるパターンです。
仕事が連日残業続き、病気をした、ジャンル内でトラブルがあった、ジャンルに上手い人が入ってきて自己肯定感が下がった、シンプルにジャンルに飽きた…等、原因は人それぞれだと思います。
原稿の内容どうこうよりも、まずは自分の身の周りのケアを第一にする必要があります。心は筆に直結するからです。
このパターンはメンタルが弱っていることが原因で起こるため「なぜ部数が落ちてきたのか」の原因究明すらできないことがあります。
また自分で自分の心が疲弊してることにすら気が付かない場合があります。
1.2.パターンに当てはまらない場合はこの「3.自分の出す本のクオリティが下がっている。」が原因である可能性が高いと考えられるため、自分自身のケアをしていきましょう。
また1.2.の補足として「自分がジャンル内で目立ってないから売れないだけだ」と考え、落書きや短い小説をTwitter(X)で連発する方法もありますが、これはフォロワーは確実に増えますが同人誌部数の伸びは急激には期待できません。
私YAYAの経験上そうでした。
WEB上でRTしたい作品と本としてお金を出して買いたい作品は別、ということだと考えられます。
ただ「何もしないよりはマシ」です。
見る人の母数が増えれば、それに比例して同人誌の配布数に良い影響が出てくることは間違いありません。
余力があれば、試してみてください。
②ジャンル自体から人が離れ反応が薄れてきた場合
ジャンル自体から人が減っている状況の場合です。
この状態に関しては過去記事「【二次創作】ジャンル/カップリングの衰退を考察【副業で同人活動】」にも詳しく書きました。
この場合は諸行無常……どうしようもない場合が多いです。
ジャンルの盛り上がりや衰退は、ひとりの人間の力では何もできないからです。
こういった状況に陥った時に、
1.ジャンルに留まるか
2.ジャンルを移動するか
二択を迫られることになります。
度々このnoteでも提唱している事ですが「ジャンル移動は2年以上で1度位の頻度にしないと175/同人ゴロと叩かれ活動しにくくなる」ことは頭に置いておいた方がいいでしょう。人気のあるサークル程そうです。
女性向け同人の世界はジャンル移動にかなり厳しく、
「好きなサークルさんにはこのジャンルにずっと居てほしい」
「あの人お金目当てで同人やってるんだね」
「飽きっぽいてことは推しに愛がそもそもなかったの?」
など惜しまれたり邪推されたりとにかく良いことがありません。名前を変えても作風/絵柄/イベント会場の顔でバレます。(小説サークルはバレにくいです。)
二次創作活動する上で必須な言動は、ジャンル/推しへの愛。
頻繁なジャンル移動は愛を疑われてしまうのです。
「愛情がなさそうな二次創作活動」は表向き絶対にすべきではなく、演技でもいいから「ジャンル/推し、大好き!」を表現することが公式への礼儀でもあります。
「え、じゃあなに、本がもう100部も売れないし飽きてるんだけどまだここにいろと?」
と思われるかもしれません。
その場合の対応策は、過去記事「【二次創作】旬ジャンルを見ていると移動したくなる?【お悩み解決】」にあります。
ご興味あれば読んでみてください。
一見「①ジャンルはまだ人気なのに自分への反応が薄れてきた場合」の方が気持ち的にきつく感じるかもしれませんが、勇気ある決断が迫られるシビアな状況は「②ジャンル自体から人が離れ反応が薄れてきた場合」だと考えています。
なるべく後悔の少ない判断をその時々でしていきたいものです。
いかがだったでしょうか。
仕事でも社内ミスや売り上げが後退してる時は「原因究明」をすると思います。同人活動も同じです。
どこにその原因があるかを探り、改善計画を立て、実行していくしかありません。
伸び悩みは辛いこともありますが、トライアンドエラーを繰り返し試行錯誤することはダイレクトな成長を促すので良い事でもあります。
過度に深刻には考えず、自身の同人誌/作品をより良い内容、売れる内容にしていきましょう。
以下有料にはなりますが、③で「買い手から飽きられないための具体的方法7つ」を記事にしていきます。
興味のある方は読んでみてください。
以下有料③買い手から飽きられないための具体的方法7つ
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