【考察】イベント開場で○○な人がいる!あなたはどうする?【センシティブ話題】

「イベント開場で奇声を発してる人がいて、どうやら普通の状態じゃないみたい」
「私が思ってた感じのサークル主じゃなかった…ショック…」

楽しいイベント当日。さまざまなことが起きますよね。
それは楽しいこともあれば、自分にとってはちょっと嫌な出来事だったということもあるでしょう。

今回の記事は、ここ最近X上で話題になった「イベント会場での出来事/トラブル」について私YAYAも考えてみました。




①尋常じゃない騒ぎ方をしている人がいる


スパコミ後に話題になった「とあるジャンルのスペースで奇声を上げ騒いでる人がいる」という事案です。

真偽は定かではありませんが、奇声を発していた本人は何かしらの病気を患っているのではとのこと。
どのような騒ぎ方だったのか、どのようなトラブルに発展したのかまでは、私YAYAは近くに居なかったので知ることはできませんでした。

ただ、わりと大きめな騒動になったということをイベント後のタイムラインで知りました。

過去このnoteでも度々記載をした記憶がありますが「オタク趣味は心や身体にハンデを抱えている人でも楽しめる趣味である」と私YAYAは考えています。

それは生まれつきのハンデだけでなく、ある日事故に巻き込まれ望まぬハンデを背負ってしまった人に対しても、オタク趣味は寛容であるものだと考えています。

他の趣味ではコミュニケーションが難しい発達障害の悩みを抱えてる人でも、オタク趣味は基本楽しむことができます。
発達障害に悩んでる人でも楽しめる趣味、素晴らしいじゃないですか。

また、私YAYAの周囲でも(同人関係だけでなく)加齢によって様々な病気になる人を見かけるようになりました。

身体を動かすことが趣味だったのにできなくなった。
病気になってから性格がガラリと変わってしまった。
血管の病気になってから呂律がおかしくなり会話もスムーズではなくなった。

そんな加齢による病気を患ったとしても、オタク趣味は他の趣味と比べ包容力があると感じています。
手と目さえ動かすことができれば、人生の最期ギリギリまで楽しめる可能性を秘めているからです。

私YAYA自身「オタク趣味って包容力があって素晴らしいだろぉ」と誇っている気持ちが事実かなりあるのです。

ただそれと同時に、どうしてもトラブルに発展することも現状多くあると感じています。

コミュニケーションに問題がある人同士が揉めてる事案、見かけたことある人も多いのではないでしょうか。
なんらかのハンデを抱えている人が非常識な行動をして騒動を起こしている、なんてことも目にしたことがあるでしょう。

ハンデを抱えてしまった人には親切でありたい。
けれど、何かしらの面倒事やトラブルに巻き込まれるのは避けたい。

こんな矛盾した気持ちを抱えています。

その矛盾を解決するために、私YAYAが心掛けていることは

・ハンデのある参加者を見かけたら一歩引いて見守り、いちいち「あんな人がいるよ」と騒がない。

・コミュ障の人が多くいる世界であり、発達障害に悩む人も多く居る。おかしなやり取りをされた場合でも「この人は病気で悩んでる人かもしれない」という視点を必ず持つ。

・何か問題が起ったらその場を管理している責任者(イベントスタッフ等)に連絡。

この辺りでしょうか。

「え…攻撃的な迷惑行為をしてくる人もいるかもしれないのに」
「注意喚起は必要じゃない?被害に遭いたくないよ」

と言われてしまうかもしれないですね。

これについては「明日あなたがハンデを抱える側になっても同じことを言えるのか」と私YAYAは考えています。

そして上記でも記載したように「一歩引いて見守り(静かに自衛はする)」「問題が起ったらその場を管理している責任者に連絡」をすればほとんどのトラブルからは身を守りつつハンデのある参加者との共存は可能だと考えています。

Xではハンデのある参加者に対して「会場から追い出せ」「家から出ないで欲しい」といった過激で差別的なポストも多く見かけましたが、ハンデのある参加者をオタク趣味界隈から追い出そうという働きかけについては私YAYAは反対派です。

これは別に優しさがあるからそう考えているというより、繰り返しますが「明日自分がハンデを抱える側になっても同じことを言えるのか」という気持ちからです。

いろんな考えが人それぞれあることは理解しています。
けれど私YAYAは今後ずっと「オタク趣味って包容力があって素晴らしい趣味だろぉ、病気になっても一生楽しめるんだぜ!」と誇りたいなと思っています。



②自分の思っていたサークル主じゃない


①とほぼ同時期に話題になった事案で「あなたは私の思っていたサークル主じゃなかったです」というマシュマロがサークル主本人に届いたという事案。

どうやら話題になった内容は「サークル主が女性だと思ってたのに男性だったこと」らしいです。

昔から、女性向け同人イベントでは男性が買いに来たり男性が売り子をしたり、または男性が本を配布したりすることを良く思わない同人女たちがごく一定数います。
今に始まったことではなく古のころから「極度にリアル男性を嫌がる同人女」は存在します。
それがSNS全盛期の時代となり露呈してきたのです。

なぜ、彼女たちが極度にリアル男性を嫌がるのかは私YAYAには解りません。
送り主本人は毒マロと思っていない可能性も高く、送り主の気持ちは送り主にしかわかりません。

同人誌即売会会場でのみ男性が嫌なのか、日常生活でも男性が嫌なのか、特別な思想が男性に対してあるのか、数限りない理由が考えられます。

ネット上では男性サークルを擁護する意見が数多く見られました。
しかし反対に男性が居るのは確かにちょっと…といった意見も散見されました。

私YAYAは、

「男性が女性向け同人誌を出してイベント参加して何が問題あるんだ?」

「イベント会社が参加者を性別で括ってない以上、どちらの性別の人も、LGBTQの人もイベントを楽しんでいいはずだ」

「男性向けイベントに過去一般参加した時、女性参加者も2~3割程見かけたがそれについて問題視された事案を知らない」

「そもそも他のサークル主は本当に女性だという確固たる証拠あるのか、完璧な女装してたらいいのだろうか」(男性向けイベントでは完成度の高い女装をし参加する人が存在する)

「自分がR18本を買う場面を男性に見られたくないの!っていう慎ましやかな感情の過激化なのだろうか」

箇条書きですが、このようなことを思いました。

私YAYAは、女性向け同人イベントに男性サークルが参加することは歓迎派です。

ここまで書いて思うのは、今回の件は男性/女性の問題でしたが、女性同士でも「私の思っていたサークル主じゃない」という事案はあることだと思うのです。
言わないだけで。

特に女性同士の場合は「言った側が叩かれる」空気がどうしてもあるため、言葉を発していない場合が多々あるのではと感じています。

今回は相手が男性サークル主であり、同調してくれる人が一定数いるだろうという目論見がマシュマロ投函者にあり、事案が起ったのではと考えています。

同人活動を数年以上していて何度もイベント開場に足を運んだことがある人ならば、1度や2度は「自分の思っていたサークル主じゃない」と思ったことが気持ちの強弱はあれど経験しているのではないでしょうか。
それは良かった場合も、悪かった場合もあることでしょう。

でもみんな悪かった場合のことは言わないのです。
明確な理由がない限り「言った方が悪」「言った方が加害者側っぽく」なるからです。

同人女だけではありませんが、加害者側になることを避ける傾向が特にネットやオタクの世界ではあると私YAYAは考えています。

それは「いじめっ子」よりも「いじめられっ子」の方が好かれる世界、みんなから庇ってもらえる擁護してもらえる世界だからだと考えています。

そのため何かトラブルがあった際、それを告発する場合「自分は被害者です!あの人(団体)が加害者です!」と告発をします。

これには注意が必要だと感じていて、本当に被害者かどうかの真実は事案が起こった内容全てを知らないと判別することはできません。

そしてその全てのことは第三者に解るはずがありません

ひとりの人間の告発だけを反射で信じてしまうことはとても危険です。
災害デマとも通じることですし、昨今X上でのスキャンダルニュース等にも言えます。

一部だけが事実かもしれませんし、フェイクが入っている可能性もあります。また情報に主観が入り過ぎていて善/悪が逆に見える場合もあります。

もしかしたら双方ともに加害者かもしれないし、双方ともに他の何かの要因の被害者かもしれないからです。


話が反れてしまいました。

そもそも、サークル主本人のことが嫌だと思った場合は「同人誌を買わない自由」があります。

サークル主が男であれ女であれ他の理由があれ、自分自身が本当に心から嫌と思ったならば「じゃあ買わない」という選択肢があるのです。

嫌だったから買わなかった、で終わりのはずなのです。
嫌だったという気持ちまでを否定するつもりはありません。

過去、このnoteのどこかでも記載したことがあるのですが「犬を飼ってる人が地雷でどうしても受け付けない(フェイク有)」という人に出会ったことがあります。
なぜ犬を飼ってるだけで…と私YAYAは理解ができなかったのですが、その人は本当に相手が犬を飼ってるとわかった途端に交流を切っていました。
その人にしかわからない事情があるのだと思います。その気持ちは他人には解りません。

何かを嫌う気持ちそのものにまで、私YAYAは否定をするつもりはありません。

人間誰しも〇〇な人は苦手なんだよ…という気持ちはあると思うからです。

ただ今回の事案のように、自分の嫌いな気持ちを嫌いな相手にダイレクトに伝わるよう送り付けることは大人の健常者がするコミュニケーションとして間違っていると考えています。

「嫌いな相手には攻撃などせずただ距離をとれ、スルーをしてなかったことにしよう」

「嫌いな相手に自分から固執するのはもう恋と同じである。自分にとって有益な相手でない/興味のない相手ならば、無関心になるはず」

よく言われる言葉です。

同人活動の中でも会社でもプライベートでも、自分が嫌だ/無益だと感じる相手に出会ったら、距離を取りスルーをし無関心になればいい。大人の処世術です。

おかしな例えになってしまうかもしれませんが、街中で異臭を放つ見知らぬお爺さん/お婆さんから突然大声でからまれたとします。
なぜか急に怒鳴られた、怖い思いをした、そんな場合は通常であれば「しばらくあの家の前は通らないようにしよう」「また出会ってしまったら充分な距離をとろう」と考えるはずです。
それを「あのお爺さん/お婆さん頭にきたからこっちからあいつの家に行ってやろう」「お爺さん/お婆さんの顔をもう一度見に行ってみよう」こういう行動に出てしまうのはもう相手のことが気になってしょうがないからだと思うのです。それが悪意であれ善意であれ「興味を持ってしまった」「相手が心に住みついた」状態です。

私YAYAがこの事案②で思った事は「わざわざ毒マロまで送るなんて、送り主はその男性サークル主に恋でもしたのかな」なんて思ってしまいました。

送り主の気持ちは送り主にしかわかりませんが、送り主本人も気が付いてない場合もあるのかもな、と邪推をしたことをここに告白します。

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