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8月の終わり

夏の熱気にやられ、子供の元気にやられ、その中でも一生懸命自分を調律し続けていたら突然やってきた秋の日差し。
8月がもう終わろうとしている。

なぜなんだろう。
冬の終わりは寒く引き締まっていたところから開放されるような感覚があり、春への入り口という気がする。
春の終わりも秋の終わりも次の季節、未来を考える。

だけど夏だけ、『終わり』の色が濃い気がしている。

熱気、活気、エネルギーのあるものが緩んでいくからだろうか。
いや、去っていくような感覚が強い。

私は過ぎた日々を懐かしむような日々が送れているだろうか。
昨日を、今日を、消費していないだろうか。
忙しい忙しいとタスクにかまけて、子供のことだったり、自分のこと、思いを置いてけぼりにしていないだろうか。

月末は振り返りの時間を用意しているのでセンチメンタルになる。
夏の日差しもあいまって。

昨日地元埼玉のショッピングセンターの屋上から見た、海のない街に広がっていた、まるで海を感じさせるような雲でできた風景がそう思わせるのかもしれない。
広島の高台にある実家から見る、瀬戸内海の風景と錯視した。

今年もあと4ヶ月。
イレギュラーな日常がレギュラーになろうとしている。
いつも会っていた大切な人と、思うようには会えなかった2020年。

去っていく日々の中で、大切にしたいものを大切にする。

改めてそんなことに思いを馳せる、8月の終わり。

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