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ストレートネックと腰椎椎間板ヘルニアの歴/40代男性

ストレートネックと腰椎椎間板ヘルニアの歴/40代男性

気になるところ

首の痛み、専門医からストレートネックと言われた


評価

1)痛みの動きを確認する→前屈”+” 伸展”+”、伸展は動作にも制限がある

2)特に発痛場所は左肩甲挙筋ー頸部にある

3)元々の痛み(既往症)から第5腰椎ー第1仙椎の腰椎椎間板ヘルニア、この事からも姿勢の異常(骨盤後傾)も見受けられ、着座動作が出来るのか確認→正常な運動連鎖が出来ないためドスン座りでお辞儀しながら座る事を確認→お辞儀から胸椎伸展が出来ない可能性

4)4から胸椎アライメントで目線が下へ向く事から目線を上にするために上部頸椎が過伸展(下部は屈曲)→その際に姿勢に関与しないアウターの起立筋が過作用、椎間を潰し伸展動作も困難でストレートネックが出来たのと推測



コンディショニング

1)頸椎の生理的前彎を戻すにはアウター過作用から姿勢筋(インナー)に切り替える必要がある、その際にもともとヘルニアにより骨盤後傾基調のアライメント、そこから腹横筋ー腸腰筋・多裂筋の同時収縮が不可能→正常な脊柱のアライメン崩れを骨盤前傾促通を行い多裂筋促通。

更なるその崩れを招いた第3-6胸椎の伸展制限を認めた、その部位の伸展促通を行う

2)足関節背屈制限の弛緩→着座動作でも判明したが前荷重の為、立位他常に前重心からつま先を地面に踏みつけ静止、なのでふくらはぎ(腓腹筋)の過緊張を呼ぶ。

動作に於いてストライドの減少を呼び、動作時には足部を後方へ送り地面を蹴るような動作での歩行が困難→小走り的歩行。


上記コンディショニングにて1回目の施術から、NRS6→1(痛みの10段階評価)に落ち着き、ご自身の手で屈曲方向へ牽引しても患部に痛みなし、ほか伸展ROM(可動域)が格段に広がり痛みも消失との事。



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