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子供を抱っこする時痛い腰痛/40代男性

子供を抱っこする時痛い腰痛/40代男性

気になるところ


元々腰痛だったが最近は安定している、しかし子供を抱っこする時だけ腰部へ不安定な感覚と抽象的で場所を限定出来ない腰痛がある。


評価

1)腰部後面が過緊張し、立位でやや反り腰し触診でも過緊張を感じる

2)前屈ROM(可動域)がとても少ない

3)カウンセリングから「しゃがむ動作」限定に何かを感じた→実際に動作を行う→足首(距腿関節)の背屈ROMを認めスクワット動作が出来ない

4)3から25cmの踏み台へ着座するもドスン座りで殿筋ーハムの遠心性収縮(下降速度を制限するブレーキ役)がほぼ効果なし。

5)3から運動連鎖にてお辞儀座りの要領で腰椎の「緩みの位置」をキープして動作、なので膝伸展筋(大腿四頭筋)の遠心性収縮で下降減速、子供を抱き上げ上昇の際は骨は「ゆるみの位置」から安定性に欠いたまま、背筋アウターで無理やり動作→筋疲労からの腰痛と仮説した


コンディショニング

1)距腿関節の伸展ROM改善→問題点残存、次回脛骨-腓骨間のクリアランスを開け距骨の後方滑りを促す、但し生まれつき足首が硬いとの事でどこまで好転可能かが今後の課題。

2)運動連鎖再構築→しゃがみこむ際にどうしても距腿関節背屈の代償動作としてつま先を立てて使う。

出来ないのであればこの動作は残しながら、着座動作を正確に運動連鎖(頭部は前方ー胸椎はやや伸展で胸を張るー骨盤前傾ー腰椎前彎しまりの位置ー殿筋とハムにテンションを感じる)でスクワットに近い座り方を意識、日頃の生活で意識付けを行う。

この事で不安定な腰椎の緩みの位置で重量物を持ち上げ、筋組織へ過負荷をしない様になる事で腰痛の軽減を図りたい

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