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「水飲んだら胃がチャプチャプ」いうのは「フツウ」じゃない

実はこのちゃぷちゃぷ現象は誰でも経験していることだったりもします。
え。じゃあ「フツウ」じゃん。
と思われるかもしれませんが、残念ながら大人にとってはフツウじゃないんです。
経験した可能性があるのは、赤ちゃんの頃にです。

赤ちゃんは最初、なんらかのミルクを飲んで育ちます。その前に、お腹の中で羊水を飲んでみたりして、嚥下の練習をするらしいです。
が、消化というか、胃の内容物を小腸へ送る能力は低いまま、生まれてきてしまう。
それで、乳児の頃に、少したくさんまとめて(200mlとか)飲むと、そのすぐ後にはちゃぷちゃぷ音がする子が多いようです。
離乳食になって、固形物をしっかり食べられるくらい消化機能が強くなってくるにつれて、胃は早く送り出していいものは早く小腸に送り出せるようになり、この現象はなくなる。
はずなのです。
が、中には大人になっても残ってしまう人がいる。

物心ついた小さい頃からずっと鳴るから、「みんなそうだと思ってた!フツウじゃないの?」という反応をされる方がいらっしゃるんです。私やわるしす塾長もその1人でした。特に、夏、暑かったりすると、どうしても一気に水やお茶をゴゴゴっと飲んでしまいませんか?そんな時、よくちゃぷちゃぷいいます。
ワタクシもやってしまうアウト行為です。薬膳で養生してても、いつまで経っても、やってしまう。

今回は、ゴゴゴと飲んでしまうと、どう良くないのか。それから、タイトルにある「お腹ちゃぷちゃぷ」はどう「フツウじゃない」のか。について、書いていきます。

前半は誰しも関係あること。
後半は、「それって普通じゃないの?私鳴るけど!?」っていう方は是非全文読んでもらいたいなと思います。
「え?鳴らないけど、そんなことある人いるの?」という方も、身近な人がそうかもしれないので、知っておいて損はないはず。
今回は、科学的な話と中医学的な話との両サイドからです。
それでは解説行ってみましょう。

ゴゴゴと飲む

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